夏休みを間近に控え、子どもたちへの夏休みの課題を準備しているころではないでしょうか?大抵、課題は家や室内で行うようなものを想定して考えられていると思いますが、少し趣向を変えてみませんか?
よくあるのは「なわとび」や「ラジオ体操」でしょう。この機会になわとびの練習をするように仕向けるのもいいですし、ラジオ体操で規則正しい生活習慣を促していくことも大いに賛成です。しかし今回はそのようなものではなく、近隣にあるアクティビティもしくは施設を紹介するというものです。
最近は新しいものがどんどん出てきています。以前住んでいた場所の近くにはトランポリンが90分し放題の場所がありました。大人もできるので家族で行うことができます。他にもアスレチック、ボルダリング、パターゴルフなども家族で取り組むことができます。またニュースポーツなどもできるところがあります。このようにスポーツやアクティビティを紹介するのもいいです。調べてみると意外と公民館で行われていることも多いです。
以上を提案したのは、そういったことを地域で提供していること自体を知らない保護者が多いからです。現在、短大の体育ゼミを受け持っていますが、近くのアクティビティすら知らない学生が多いです。体育系のゼミ生が知らないのであれば、普通の学生はもっと知りません。ゲーム遊びを中心に育ってきた彼らは、体を動かす遊びという観点が薄いようです。子どもを授かる年齢の直前ですが、急に地域に目を向けることは、余程のことがない限りないでしょう。そのため私のゼミ活動では、地域のアクティビティや施設を知るための活動も行っています。
学校における働き方改革により、中学校の部活動は縮小に向かい、地域の社会体育へ向かわせていくことになっています(参考:スポーツ庁(平成30年)『運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン』)。中学生になって、子どもや保護者が初めて考えるのでは遅いです。幼児や小学生の段階で、地域や社会に目を向ける意識や姿勢が必要となります。そのため、夏休みを利用して、地域を知っている先生たちからアクティビティや施設を発信していけば、新しい部活動制度にも対応でき、学校にかかる負担は減少していくでしょう。上手く地域や社会を利用してはいかがでしょうか。
赤堀 達也(あかほり たつや)
旭川市立大学短期大学部 准教授・北海道教育大学旭川校女子バスケットボールヘッドコーチ
これまで幼児・小学生・中学生・高校生・大学生と全年代の体育・スポーツ・部活動指導してきた経験から、子どもの神経に着目したスポーツパフォーマンス向上を図る研究を行う。
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倉敷市立連島南小学校 教諭
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前 山形県立米沢工業高等学校 定時制教諭
山形県立米沢東高等学校 教諭 -
近畿大学 語学教育センター 准教授
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大阪市立堀江小学校 主幹教諭
(大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年) -
東京福祉大学 国際交流センター 特任講師
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静岡大学教育学部附属浜松小学校 教諭
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兵庫県立兵庫工業高等学校 学校心理士 教諭
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浜松学院大学 現代コミュニケーション学部 子どもコミュニケーション学科 教授
前浜松学院大学短期大部 幼児教育科 特任講師 -
愛知県公立中学校勤務
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鹿児島市立小山田小学校 教頭
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元静岡大学教育学部特任教授兼附属浜松小学校長
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明石市立鳥羽小学校 教諭
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