「黄金の○日間」といった様々なフレーズに惑わされるな!
※黄金の○日間、1・3・7・30・90の法則といったことを否定しているわけではありません。
この期間にルールが定着しやすいというのは、私自身実感していることです。フレーズに惑わされすぎでは?と思うことが最近よくあります。
京都教育大学付属桃山小学校 樋口 万太郎
子どもたち自身も戸惑い、パワフルさを表現したいため、色々な子と関わりたいため、そして先生と関わりたいため、好奇心旺盛なためにざわざわした雰囲気になっている可能性はあります。
これは一年生に限らず、他の学年でも言えることでしょう。ざわざわした雰囲気をなくすには、大きな声で怒鳴ったらいい。きっとざわざわした雰囲気はなくなります。
でも、きっと一瞬なんです。そのざわざわした雰囲気がなくなるのは。きっと、またざわざわ雰囲気がきて、叱って、その繰り返しになってしまいます。
来週からみんなで歌を歌ったり、運動場で遊んだり、絵本の読み聞かせを増やしたらいい。先生からの指示や説明をこちらが思っている以上に簡潔、明瞭にしたらいい。笑顔で。
子供よりも先生が楽しんで何事も取り組んだらいいんです。そんな様子を子供たちは必ず見ています。こういったことでそのような雰囲気は変わるかもしれません。
なんにせよ、ざわざわした雰囲気をなくしたい、クラスがまとまる方法を知りたいと悩んでも、まだ始まって一週間。「黄金の○日間が過ぎてしまったから…」なんか思わなくていい。これからいくらでも改善できるし、雰囲気も変えることができます。とりあえず、来週からのことを考えつつもこの土日でリフレッシュすることが大切!
そして、出来る限り「学び」ましょう。
今からだとゴールデンウィークにしっかり休んで、これからの戦略をたてましょ!

樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)
京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。
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