2018.03.28
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学級担任としてのマナー・心得【教室環境編】

23期も引き続き、これまでの担任・教務主任の経験、大学院での学びを省察し、学級経営やICT活用、体育科教育を中心に、皆様と情報共有をさせて頂ければと思います。

今回は、3学期末の修了式終了後、1年間使用した教室を次の学級の先生に引き渡す時の担任としてのマナー・心得についてです。
どうぞよろしくお願いいたします。

大阪市立堀江小学校 主幹教諭   (大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年) 川村幸久

◆次の学年のことを考えて掃除をする◆

最低限のマナーと、心がけること

4月1日。
担任としての新しいスタート。
まず、教室に行って見たら、あまりの状態にびっくりしたことがあります。
ほとんど掃除がされていなく、教室の備品も足りない・故障したままの状態。。。。
ごみ箱のごみもそのままということに出くわしたことがあります。


1年間担任として自分が使った教室を、次の学年の先生のためにきれいにしてお渡しするというのは、私たち学級担任の最低限のマナーです。
では、どこを掃除し、点検しないといけないのでしょうか。
結論から言うと、教室・廊下全てです。
修了式の何日か前に大掃除として、子供たちと一緒に掃除をしているとは思います。
しかし、大人の目で再度、点検する必要があります。
大切なことは、次に使う先生が「使いやすいな・気持ちいいな」と感じる状態にすることを心がけることです。



下の一枚の写真から、修了式後に、どこの点検・清掃をする必要があると思いますか?
1.jpg

◆一枚の写真から◆

点検・清掃する箇所を考える

ここもきれいにしたほうがいい!
ここは壊れやすいので点検が必要だ!
というように、写真を見てどこを点検・清掃をする必要があると思いましたか?

私の考えるところを赤の→でマーキングしました。
お.png


この→の箇所を具体的に言うと
【下駄箱】

・子供の名前シールや出席番号がきちんとはがれているか
・きれいに雑巾で拭くことができているか(上の段も下の段も)
・子供が使っていない所もきれいに雑巾で拭くことができているか


【傘立て】
・傘の忘れ物はないか
・子供の名前シールがきちんとはがれているか

・きれいに雑巾で拭くことができているか

【窓】
・(上の窓も含めて)きれいに乾拭きされているか
・窓の開閉はスムーズか
・窓のさんはきれいに雑巾で拭いているか
・窓にひび割れはないか

【カーテン】
・カーテンの汚れはないか
・カーテンはきれいに収まっているか

【清掃用具】
・清掃用具の数は十分か
・清掃用具入れは、壊れていないか
・清掃用具で交換する必要のあるものはないか
・清掃用具入れが壊れていないか
・清掃用具入れのごみや塵はきれいに履かれているか


【教室のドア】
・ドアの開閉はスムーズか
・ドアはきれいに雑巾で拭いているか
・レールは壊れていないか
・レールはきれいに雑巾で拭かれているか

【教室表示】
・(変更する場合は)外しているか
・表示は、きれいに拭かれているか

【電気】
・蛍光灯や電球は切れていないか
・スイッチは壊れていないか
・校内放送は壊れていないか

【床や壁】
・教室の床はきれいに磨かれているか(油びき)
・廊下の床はモップできれいに拭かれているか
・画鋲は全て取っているか

一枚の写真からでも、きれいにする場所や点検しておく場所等がたくさん考えられます。
次に使う先生が「使いやすいな・気持ちいいな」
(前の学級の先生のおかげで、気持ちよく新学期を迎えることができそうだ)
と思ってもらえるようにすることを心がけたいですね。


1年間自分が使った教室を、きれいにして次の先生へ。
大切なマナーです。

川村幸久(かわむら ゆきひさ)

大阪市立堀江小学校 主幹教諭
(大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年)
教師生活15年目。これまでの担任・教務主任の経験、大学院での学びを省察し、学級経営やICT活用、体育科教育を中心に、皆様と情報共有をさせて頂ければと思います。

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