2017.10.27
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ICTを活用した授業 体育×ICT

私の勤める堀江小学校は、平成25・26年度「大阪市学校教育ICT活用事業」のモデル校、27・28・29年度は先進的モデル校として「ICTを活用した思考力・判断力・表現力を育む授業の創造」を研究主題に掲げ、確かな学力の育成に取り組んでいます。

大阪市立堀江小学校 主幹教諭   (大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年) 川村幸久

◆研究校内組織◆

継続して取り組むために

本校は、平成25年度よりICTを活用した公開授業を年3回(平成29年度1学期までに通算13回目)実施しています。
教職員の転勤もあるので研究を継続・維持・発展させるためには組織づくりが大切です。

4つのプロジェクト(以下、PJ)で創造的・提案型の活動を進めています。
(研究関係は、研修部とICTPJに分かれる)

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【研修部】
〇教員の資質・授業力向上に向けた研修を実施(ICTに限らない)
〇若手組織の運営(若手授業力向上を目的とする)
〇年次研や研究授業を実施(授業に係る指導案検討・協議会も含む)

【ICTPJ】
〇ICTを活用した公開授業の企画・運営
〇ICT活用授業実践事例集の作成・データ収集
〇公開授業に向けて指導案検討や研究授業・協議会の企画・運営
〇ICTスキル強調週間(年4回)企画・運営
〇情報モラル強調週間(年3回)企画・運営
〇情報活用能力育成に向けての年間計画の作成・改訂
〇ICT部会の企画・運営(週1回15分程度)
  ・児童の情報活用能力向上に向けて新たな取組の企画・運営
  ・教職員対象の実技研修の企画・運営
  ・日ごろの授業での機器活用の交流
  ・ICT通信の発行
  ・機器トラブル等の対処法等の交流
〇大阪市教員対象の実技研修企画・運営
〇保護者対象の教育成果報告会企画・運営

◆研究に取り組むにあたって 共通理解事項◆

大前提は、ICTありきではいけないということ

ICTありきではなく、効果的な活用を目指すということが大前提です。
(個別・協働学習を促進させるツールと考える)
教科や総合の目標を達成するツールとしての活用はもちろん、「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現・振り返り」のそれぞれの場面で、ICTを活用した方が効果がある場合にのみ活用します。
また、教科や総合での学習だけではなく、委員会活動・クラブ等の特別活動や学校行事でも、ICTを活用し、児童の情報活用能力を育成することを念頭に置きます。

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◆体育科でのICT活用実践◆

これまで多く実践されている体育×ICT授業は?

これまで体育でICTを活用した実践の多くは、器械運動領域や陸上運動領域においてタブレットパソコンのカメラ機能を用いて動きを撮影し、自分や友達の動きを見たり、模範演技と比較したりする授業でした。

これまであまり例を見ない体つくり運動領域においても、ICTを活用して
「運動に対する興味・関心が高まり、主体的に活動するようになること」
「自分や友達の動きを客観的に見ることで、学び合いの視点が明確になり、協働的な学びによる運動の理解や習得につながること」
を目的とした授業を実施しました。
※(本実践を運動への糸口として)最終的には、中学校の体つくり運動につなげることを目指し、効果的な運動を自律的に継続して行う姿、「運動の生活化・日常化された姿」を目指します。


これから紹介する6年生の体つくり運動での実践は、
 〇TPCの動画撮影・再生機能
 〇表計算ソフト(Microsoft Excel)
 〇プレゼンテーションソフト(Microsoft PowerPoint)
を活用したワークショップ(以下、WS)型体育授業(総時数7時間)です。
※ここでいうWS型体育授業とは、一方的な知識・技能伝達・単調なトレーニング的学習ではなく、児童自らが運動に参加・体験・経験し、グループで協働的に何かを学び合ったり、新たな気づきを創り出したりする学びと創造のスタイルのこととします。

次回、具体的な実践について紹介していきます。

図1.png




◆学級経営・体育関連記事◆

川村幸久(かわむら ゆきひさ)

大阪市立堀江小学校 主幹教諭
(大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年)
教師生活15年目。これまでの担任・教務主任の経験、大学院での学びを省察し、学級経営やICT活用、体育科教育を中心に、皆様と情報共有をさせて頂ければと思います。

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