2017.04.12
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教員もアクティブに(vol.1)

このたび初めて記事を書きます。
山形県立米沢工業高校 定時制 高橋英路 です。

こうした場に記事を書こうと思った動機などに関連し、
自分自身の教員としての考え方・スタンスについて
書きたいと思います。

3月は別れの時期・・・その感傷に浸る間もなく、
4月の出会いの時期がやってきました。

新しい生活に期待と不安を抱き、
新入生や新たに赴任する先生方がやってきます。

私の勤務校は定時制高校で4年次まであり、
昨年度3年次担任だった私は異動もありませんでした。

そういう状況もあり、3月は比較的余裕を持って
新年度の構想を練ることができた気がします。

今回は、その中で考えたことを書いてみたいと思います。

前 山形県立米沢工業高等学校 定時制教諭  山形県立米沢東高等学校 教諭 高橋 英路

3月は学びの場が多い

3月は年度末で授業のない日もあり、
様々なところへ研修に出かけた先生も多いと思います。

私も新年度の構想を練るにあたり、その参考にするため、
近場から遠方まで、また校種や教科も超えて、
様々なところに足を伸ばしてみました。

正式に訪問依頼を出しての出張という形ではなく、
様々なツテやSNSの繋がりを利用して
個人的に行ったものも多かったです。

その規模も、「◎◎研究大会」「△△フェスティバル」
といった大々的なものから、
数名や1対1での情報交換までありました。

教室にいる生徒や隣の席の教員、保護者の方など、
自分の勤務校にも様々な立場の人がいて、
そこから学ぶことも非常に多いと感じています。

しかし、自分の学校・地域を一歩出てみると、
また違った視点や価値観を持った方が大勢いて、
さらに自分の考えを磨くことができる気がします。

アクティブな先生方との出会い

自分の学校の外に出て様々な先生方と
お話しさせていただいて感じたのは、
内容はもちろんなのですが、
その先生のアクティブさへの驚きと、
そうした方と知り合えて私自身が
刺激を受けることができたことへの喜びです。

研究会や学会等で発表したり、書籍に取り上げられたり
することも素晴らしい活動ですが、
それ以上に自分の勤務校の中で多くの実践を
重ねていることが本当に素晴らしいと感じました。

自分の目の前の生徒たちとしっかり向き合い、
その生徒たちにどんな力をつけてほしいか?
そのためにはどんなことが有効か?
といったことを考え、とにかくチャレンジしてみよう
という姿勢を持つ多くの先生方に出会いました。

これまでの実践を毎年検証し進化させたり、
まったく新しい授業スタイルに挑戦したり、
外部機関と連携したり・・・
大きなエネルギーが必要になることも多いですが、
それが生徒たちのためになるなら!という気持ちで取り組むことは、
私たち教員が忘れてはならない大切なものではないでしょうか。

ちなみに私が勤務する山形県の初任者のための研修資料冊子には
『学び続ける教師』という題名がついています。

この言葉はまさに、教員経験が何年になろうとも、
常に学び続けていくことの大切さを表していると思います。

私は今年が正式採用されて10年目の節目の年となりますが、
今後何年たったとしてもこうした気持ちは忘れずに
いたいと考えています。

そして謙虚で親切・・・

もうひとつ印象に残っているのが、
これだけアクティブに行動している先生方が
とても謙虚で親切な方ばかりだったということです。

校務で忙しい時期に突然お邪魔したり、
電話で話したこともないのにSNS繋がりの紹介でお会いしたり、
朝から夕方までじっくり授業見学させていただいたり・・・
急なお願い、無理なお願い、そしてほとんど初対面という状況でも、
快く受け入れていただき、ざっくばらんにいろんな話をしてくれました。

同じ学校の他の先生方に声をかけていただき、
ミニ勉強会のような場を設定していただいたことや、
事前にたくさんの資料を準備していただいたこともあります。

こうした姿勢は、きっと授業を受ける生徒たちにも
伝わっていることでしょう。

私たち教員は何かを教える
(教えることが教員の役割かという議論は置いておいて…)
という立場上、謙虚さを忘れがちになるのかもしれません。

しかし、教員と生徒であっても、
人と人であることに変わりはありません。

こうした謙虚さもまた、アクティブに動くことと併せて、
持ち続けたいものです。

教員の考え方・スタンスは生徒に伝わる

「主体的に考えよう」とか「謙虚さを持って」と、
繰り返し叫んだとしても、
それを言っている教員自身がそうでなければ、
生徒たちにはうまく伝わらないと思います。

逆に言えば、自分自身がアクティブに動く教員、
謙虚な姿勢を持つ教員であれば、
直接言うかどうかに関わらず、
生徒たちも何かを感じ取り、
そのように育っていく気がします。

そういう意味でも、
教員自身がアクティブに動くことや、
謙虚な姿勢でいることは、
とても重要なことだと思います。

さて、新年度が始まって数日が過ぎました。

皆さんは、どんなスタートを切りましたか?

次回は、今回の記事を受けて、
私自身が動いてみたことを
紹介してみたいと思います。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。

高橋 英路(たかはし ひでみち)

前 山形県立米沢工業高等学校 定時制教諭
山形県立米沢東高等学校 教諭


クラス担任と、地歴科で専門の地理を中心に授業を担当。生徒達の「主体的・対話的で深い学び」が実現できるよう、p4c(philosophy for children)やKP(紙芝居プレゼンテーション)法などの手法も取り入れながら日々の授業に取り組んでいます。

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