おすすめの本
今年は年間200冊読みたいと考えています。
最近読んで面白かった本を紹介いたします。
春休みの読書にいかがでしょうか?
『学びの心理学ー授業をデザインする』秋田喜代美、左右社
魅力的な授業には何が必要なのか考えさせられる一冊です。
自分の指導観や授業デザインをアップデートするための良書です。
『第二言語習得について日本語教師が知っておくべきこと』小柳 かおる、くろしお出版
第二言語習得の知見に基づき、教室での活動の在り方のポイントを丁寧に整理されています。
日本語教員だけではなく、小中高の外国語科の教員にも読んでいただきたい一冊です。
『クリエイティブ・クラスルームー「即興」と「計画」で深い学びを引き出す授業法』キース・ソーヤー、英治出版
学習科学の知見から、教室で教員に求められる役割や技術を説明しています。
どのような授業が児童生徒の主体性を「引き出し」、深い学びに「導く」のかを捉えることができます。
『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』戸田山和久、 NHK出版
論文って何?
論文を書きたい人はもちろん、論文を読みたい人にも手に取ってもらいたい一冊です。
『実例でわかる 英語スピーキングテスト作成ガイド』小泉利恵、大修館書店
スピーキングテストにまつわる理論と実践がまとめてあります。
来年度のテスト作成の参考にしてみてはいかがでしょうか。
『第2言語習得と母語習得から「言葉の学び」を考える』 和泉伸一、アルク
第二言語習得理論の専門的知識を分かりやすく説明してあり、普段の実践を見直すきっかけになります。
母語習得と第二言語習得の過程を比較することで、「言葉を学ぶ」ことについて考えさせられます。
『クリエイティブ・ラーニング 創造社会の学びと教育』井庭 崇、 鈴木 寛、 岩瀬 直樹、 今井 むつみ、市川 力、大学出版部協会
教育界の著名人が著者となっています。読み応えはあります。
創造的な学びは「つくることで学ぶ」。
何かをつくること、試行錯誤すること…これからの学校の在り方を考えさせられます。
『インストラクショナルデザインデザインの道具箱101』 鈴木克明、市川尚 、根本淳子 、北大路書房
様々な研修や授業の多くが勘や経験などの自己流で行われています。
学習科学に基づいた教える技術を多く掲載したアイディア集です。
明日からの授業にすぐ活用できます。
『対話型論証による学びのデザイン』 松下佳代、勁草書房
対話のツールについて学べる一冊です。
特に高槻中高での取り組みは非常に学びが多いです。
雑誌
『英語教育2022年1月号』「英語教育の当たり前を疑う」
帝京大学の奥住桂先生の連載スピンオフ企画です。連載も非常に好きでした。
児童・学校・研究……見つめ直す良いきっかけとなるはずです。
小説
『永遠についての証明』岩井圭也、KADOKAWA
物語に引き込まれて一気に読みました。
登場人物の空気感がとても良いです。
関連リンク
- 『学びの心理学ー授業をデザインする』秋田喜代美、左右社
- 『第二言語習得について日本語教師が知っておくべきこと』小柳 かおる、くろしお出版
- 『クリエイティブ・クラスルームー「即興」と「計画」で深い学びを引き出す授業法』キース・ソーヤー、英治出版
- 『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』戸田山和久、 NHK出版
- 『実例でわかる 英語スピーキングテスト作成ガイド』小泉利恵、大修館書店
- 『第2言語習得と母語習得から「言葉の学び」を考える』 和泉伸一、アルク
- 『クリエイティブ・ラーニング 創造社会の学びと教育』井庭 崇、 鈴木 寛、 岩瀬 直樹、 今井 むつみ、市川 力、大学出版部協会
- 『インストラクショナルデザインデザインの道具箱101』 鈴木克明、市川尚 、根本淳子 、北大路書房
- 『対話型論証による学びのデザイン』 松下佳代、勁草書房
- 『英語教育2022年1月号』「英語教育の当たり前を疑う」
- 『永遠についての証明』岩井圭也、KADOKAWA

羽渕 弘毅(はぶち こうき)
西宮市教育委員会 勤務
専門は英語教育学、学習評価、ICT活用。高等学校や小学校での勤務経験を経て、現職。これまで文部科学省指定の英語教育強化地域拠点事業での公開授業や全国での実践・研究発表を行っている。働きながらの大学院生活(関西大学大学院外国語教育学研究科博士課程前期)を終え、「これからの教育の在り方」を探求中。自称、教育界きってのオリックスファン。
同じテーマの執筆者
ご意見・ご要望、お待ちしています!
この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)
この記事に関連するおススメ記事

「教育エッセイ」の最新記事
