翻訳ソフトとどう付き合うのか?
翻訳ソフト使ってもいいですか?
翻訳ツールを使える技術、力が求められる時がやってくるかもしれません。
兵庫県西宮市立甲陽園小学校 教諭 羽渕 弘毅
『パフォーマンス課題にGoogle翻訳使ってもいいですか?』
『パフォーマンス課題にGoogle翻訳使ってもいいですか?』
こう子どもたちに尋ねられたら、みなさんはどう答えますか?
人工知能が発展し、翻訳ツールにも生かされています。
DeepL翻訳やGoogle翻訳など、翻訳方法が多様かつ有用性が高くなってきています。
外国語を扱える力だけではなく、翻訳ツールのような何か道具を使ってコミュニケーションをとる力も今後求められるかもしれません。
機械翻訳との関わりについては、言語習得や動機、異文化理解、言語そのものへの知識向上への影響が分かっていないことが多いのも確かです。
しかし、一人一台のタブレット端末が配付された今、このようなツールを活かして外国語学習に取り組むことができます。
翻訳以外の翻訳ツールの使い方
・音声入力
音声入力を使用することでスピーキングの練習になります。
自分の発した言葉が正しく認識されるのか、思い通りに訳されるのか、ゲーム感覚で取り組むことができます。
コロナ禍でなかなか教室内でスピーキング活動に取り組む事が難しい地域が多いようです。
上手くツールを使って、学習や指導に活かしませんか?
翻訳ツールを授業で使う時のポイント
☑︎ 異なる言語間のコミュニケーションではなく、異なる人間同士のコミュニケーションを意識させることも重要
☑︎ 言語特有のものの見方や考え方を見つける
☑︎ 自分たちの世界を広げる
☑︎ 指導者の負担を軽減、学習者の考える力をサポート
→授業の中で深い学び
羽渕 弘毅(はぶち こうき)
兵庫県西宮市立甲陽園小学校 教諭
専門は英語教育学(小学校)、学習評価、ICT活用。 広島大学教育学部を卒業後、高等学校での勤務経験を経て、現職。 これまで文部科学省指定の英語教育強化地域拠点事業での公開授業や全国での実践・研究発表を行っている。 働きながらの大学院生活(関西大学大学院外国語教育学研究科修士課程)を終え、「これからの教育の在り方」を探求中。 自称、教育界きってのオリックスファン。
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