『先生は(中高の英語の)免許を持っているから…。私たちは無免許なの。』
文部科学省の指定を受け、授業改善や研修を進めている際に同僚のさりげない一言でした。
この一言が私の教師人生を変えたかもしれません。
たしかに、小学校の外国語科や外国語活動で中学校・高等学校の教員免許を取得していることや勤務経験があることは、授業づくりや授業における外国語運用能力にメリットがあるかもしれません。
ただ、小学校における外国語科や外国語活動の授業はそれだけでは成立しないことも確かです。
中学校や高等学校にはない『必要なもの』もあるのではないかと考えるようになりました。
同時に、『何とか現場の先生を救えるような存在になりたい』と思うようになりました。
そのために働きながら大学院で学び直すことを決意しました。
仕事と家庭、勉強の両立はなかなか大変ですが、自分で決めたゴールに向かって日々精進しています。
新年度です。
皆さんも、『学び直す』いかがでしょうか?

羽渕 弘毅(はぶち こうき)
西宮市教育委員会 勤務
専門は英語教育学、学習評価、ICT活用。高等学校や小学校での勤務経験を経て、現職。これまで文部科学省指定の英語教育強化地域拠点事業での公開授業や全国での実践・研究発表を行っている。働きながらの大学院生活(関西大学大学院外国語教育学研究科博士課程前期)を終え、「これからの教育の在り方」を探求中。自称、教育界きってのオリックスファン。
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