アハ体験で英語を学ぶ!?
みなさん、「アハ体験」はご存知でしょうか?
今回はアハ体験を使って、外国語科・外国語活動の授業を作るヒントをご紹介いたします。
兵庫県西宮市立甲陽園小学校 教諭 羽渕 弘毅
アハ体験とは?
アハ体験とは?
静止画上で、風景の一部(もしくは数カ所)がだんだん変化をしていきます。
その変化した場所が分かった瞬間に脳が分かった!とひらめく体験のことを言います。
では、そのアハ体験を外国語科や外国語活動の授業でどう使うのか。
アハ体験ができる動画の多くは、以下のものが変化します。(もちろん、例外もあります)
・数
・色
・形
この時点で外国語科や外国語活動の授業に活かせそうな感じがしますね。
さらに今回の学習指導要領で大きな注目となった『文構造』としての過去形を学ぶことができます。
(過去形という文法表現を学ぶということではないですよ。)
文構造の気づきを促す
アハ体験の動画を通じて、
今の状態は〇〇 → It is -.
さっきの状態は△△ → It was -.
と状況に応じて使い分けられるような、文構造の気づきを促すことができます。
動画を選ぶ際には、変わる対象がいくつあるのか、どう変わるのか、何分程度の動画なのかによって、子どもたちの認知的負担が変わってきます。
動画を選ぶ際には注意が必要ですが、自然と英語を使いたくなるような授業構成をすることができます。
ぜひ明日からの授業で使ってみてください。
羽渕 弘毅(はぶち こうき)
兵庫県西宮市立甲陽園小学校 教諭
専門は英語教育学(小学校)、学習評価、ICT活用。 広島大学教育学部を卒業後、高等学校での勤務経験を経て、現職。 これまで文部科学省指定の英語教育強化地域拠点事業での公開授業や全国での実践・研究発表を行っている。 働きながらの大学院生活(関西大学大学院外国語教育学研究科修士課程)を終え、「これからの教育の在り方」を探求中。 自称、教育界きってのオリックスファン。
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