ジャンケン!ヒントーーク
緊急事態宣言......なかなかペアでのトークやグループワークが難しいですね。
ジャンケンでヒントを出しながら、クラスのみんなに自分の思いを伝えましょう。
兵庫県西宮市立甲陽園小学校 教諭 羽渕 弘毅
「ジャンケン!ヒントーーク」の方法
例:修学旅行で行きたいところ
①まず代表の子ども1人(出題者)が修学旅行で行きたいところを心の中で決めます。
②出題者は、指導者(もしくは、別の子ども)とジャンケンをします。
ジャンケンで足し算をして、出た目のテーマについて話してもらいます。
0:行きたいところ
2:食べたいもの
4:見たいもの
5:フリー(自由)
7:買いたいもの
10:飲みたいもの
チョキとチョキのあいこの場合 → 2+2=4
なので、見たいものをヒントとして伝えます。
「I want to see “daibutsu”.」
③次は、また別の子どもとジャンケンをして……を続けます。
「I want to buy key rings.」
フリーの場面は、どんなヒントでも良いです。
「Deer are very cute!」
④3~5人ほど続けて、正解を発表してもらいます。
正解できたら、次の出題者に答えを考えてもらいます。
台本通りではない即興性
通常のスリーヒントクイズでは、台本通り(準備したものを順番)に読むということが求められます。
この「ジャンケン!ヒントーーク」では、ある程度の即興性も求められます。
台本を用意していても、ヒントとして求められるものが毎回変わる可能性があるので、表現の切り替えが必要です。
その中で、文のまとまり(文構造)に気づくことができます。
アレンジ版
この活動は、出題者(B)とジャンケンをした子ども(A)が質問をするというルールを加えると、『話すこと【やり取り】』として自分の思いを伝え合う活動ができます。
例:ジャンケンで0(行きたいところ)が出た場合
A:Where do you want to go?
B:I want to go to a sushi restaurant.
☆子どもたちの認知的負担が過多にならないように、文のまとまりで伝えにくいときは「単語でも良いよ」と子どもたちの実態に合わせてルールを変えてください☆
ちなみに…
ジャンケンはどんな英語でやってますか??
本校では
「Rock, scissors, papers, 1 2 3!」
です。
みなさんの実践を教えてください。
羽渕 弘毅(はぶち こうき)
兵庫県西宮市立甲陽園小学校 教諭
専門は英語教育学(小学校)、学習評価、ICT活用。 広島大学教育学部を卒業後、高等学校での勤務経験を経て、現職。 これまで文部科学省指定の英語教育強化地域拠点事業での公開授業や全国での実践・研究発表を行っている。 働きながらの大学院生活(関西大学大学院外国語教育学研究科修士課程)を終え、「これからの教育の在り方」を探求中。 自称、教育界きってのオリックスファン。
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