2021.02.23
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『Let's Try!』を再利用 〜1度使ってオワリ!はモッタイナイ!〜

来年の4月のスタートにどうぞ!

5年生、6年生の外国語科の授業はもちろん、3年生、4年生の授業でも、新年度スタート時に子どもたちと3学期終わりのゴールを共有したいと考えています。

兵庫県公立小学校 教諭 羽渕 弘毅

3年生の英語学習

今年はコロナの関係で、かなり遅く始まりましたが、3年生の子どもたちはこんなゴールを考えました。

●担任の先生を『サプライズ・イングリッシュ・パーティー』に招待しよう!

●2年生に英語でオリジナル紙芝居(劇)をしよう

●6年生に英語自慢!

●英語クイズ大会を開こう!

一見幅広いような感じがしますが、子どもたちが英語でやってみたいことは以下のように集約もできます。

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●クイズ

●本を読む

●歌を唄う

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以上のような活動は、英語教材『Let’s Try!』にもたくさん載っています。

『Let’s Try!』

『Let’s Try!』の線を結ぶ活動や◯をつける活動だけで終わっていませんか?
『Let’s Try!』をベースに子どもたちの発想でクイズやチャンツを作ることができます。

「この音声を使って、ちがうクイズ作れそう!」

「この歌の歌詞を少し変えて、オリジナルの曲をつくろう!」

「紙芝居を作るときに、この言い方使えそう!」

「絵本の中に、このクイズ入れてみよう!」


まとめ

コロナ禍で子どもたちが長時間やり取りを継続するような活動は難しい状況ですが、元々あるもの(『Let’s Try!』)を再利用して、子どもたちが表現したいことを日本語以外の言語で考えたり、外国語と向き合ったりする時間を大切にしたいですね。

羽渕 弘毅(はぶち こうき)

兵庫県公立小学校 教諭
専門は英語教育学(小学校)、学習評価、ICT活用。 広島大学教育学部を卒業後、高等学校での勤務経験を経て、現職。 これまで文部科学省指定の英語教育強化地域拠点事業での公開授業や全国での実践・研究発表を行っている。 働きながらの大学院生活(関西大学大学院外国語教育学研究科修士課程)を終え、「これからの教育の在り方」を探求中。 自称、教育界きってのオリックスファン。

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