2020.09.16
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掲示物等の素材づくりはパワーポイントがおススメ!

ご覧いただき、ありがとうございます。

ここ数日の白馬村(長野県) #hakubavalley は、朝夕の気温が20度を下回りすっかり秋めいてきました。これから、週末ごとにコロナ感染症対策をしっかり施した上で、各種イベントが行われていきます。

さて、今回は学級経営・授業経営に使える素材の紹介です。この10数年で、Ofiice系ソフトを基本としたフリー素材が多く出回るようになり、見た目もスッキリし、再現性のある(1年で使い切りではない)素材が増えてきたように思えます。

今回は、清水が作成してきた中で

①再現性がある  →次年度も使える・他校でも編集しやすい

②ニーズが高い  →必要性が求められる

③すぐに使える  →編集時間5分程度以内


といった視点で、PowerPointで作成し実際に使っている3つご紹介します。

長野県公立小学校非常勤講師 清水 智

「あ・い・さ・つ」

実際はフリー素材の画像を挿入し、イメージしやすいようにしている。

校長先生や生活指導の先生が全校朝会等で話す「学校キーワード」を端的に表したものです。頭の言葉を目立つように作ってあります。

<小笠原小学校(東京都)>4つの「あ」と「つ」と「い」

あ(挨拶・ありがとう・安全・後片付け)
つ(津波)
い(いじめ)

<小谷小学校(長野県)>「あ」・「い」・「さ」・「つ」

あ(明るく)
い(いつも)
さ(最初に)
つ(続けて)

ノート準備してね

低学年用のシート。パワーポイントで作成していますので、実態に合わせて再編集可能です。

各教科等でノートが終わりに近づいたころ、ノート本体や筆箱の中、または連絡帳に挟んだりして、次のノート準備を促すアイテムです。

連絡帳で文字に起こすと記録として残ってしまいますが、しおり形式・小さな紙にしてマスキングテープ等で貼り付けると、やんわりとしたニュアンスで本人だけではなくご家庭にもお伝えすることができます。


これはカラーにしておくことで、使用用途の違いが明確になります。

道具の場所を示す

一つファイルを作っておくことで、追加がしやすくなるだけでなく、統一感のある掲示物になります。

アイテムの写真と名前を1枚に収めてあります。実際のアイテムを使うことでしまい方、置き方が具体的に示されるというメリットがありますが、アイテム自体にマイナーチェンジがあると、その都度作り直す必要があります。

しかし、掲示物1枚で効果は絶大。低学年児童にとってはテキストだけよりもずっと分かりやすいことや、社会体育の方々にも伝わりやすくなります。

また、実際の写真を使うだけではなく、フリー素材のイラストを使うことで、デザイン媒体としてのインパクトの強弱をつけることもできます。

※掲示物をPowerPointで作成するメリットの一つに、画像の処理のしやすさがあります。一般的には、プレゼンテーションのためのソフトのイメージが強いですが、掲示物を作成するツールとしての活用は学校現場にとって、時短につながるだけではなく、基本的なICTスキル向上にも役立つと思われます。

清水 智(しみず さとし)

長野県公立小学校非常勤講師


元東京都公立小学校主幹教諭/現長野県公立小学校非常勤講師/教育ICT・学級経営コンサルタント/Google認定教育者レベル2

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