2020.03.16
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子供達の成長に感謝、そして教育支援連携に感謝!

コロナウィルスによる臨時休校中も、子供達と家庭と学校は「デジタル連絡帳」で繋がっています!(^^)!

京都教育大学附属特別支援学校 特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究会 中川 宣子

子供達の成長に感謝!

急に直面した年度末の臨時休校。年度末は、卒業学年は勿論のこと、進級学年でも、これまで学習した中で、それぞれが頑張ったことを振り返ったり、一年間のまとめをしたりする時期です。

毎日の学習記録として、「デジタル連絡帳」のページを開き、この一年を振り返ってみると・・・

春・・・新しいクラスになり、桜満開の木の下で集合写真を撮りました。「集合!」と声をかけても子供達は散らばったままで、一人の子供を連れてくる間に、もう一人がどこかへ行ってしまい、初めてのクラス写真は、あちらこちらを向いた楽しい集合写真になりました。そして、水族館への校外学習、一泊二日の校内宿泊学習等のクラス行事は、同じ釜の飯を食らう仲間の絆を深めていきました。

夏・・・今年度もとても暑い夏で、水遊びやプール学習が心地よい学習でした。子供達は、それぞれの好きなことを通じて、興味関心を広げ、仲間同士刺激し合っていました。
秋・・・運動会、学校祭、遠足、研究発表会・・と、大きな行事が続きました。行事を通じての一人一人の学習課題は異なりますが、同じテーマに向かってそれぞれの特性を活かしながら、仲間と共に成長する姿を発見できました。

冬・・・絵画、工作、太鼓、ダンス、ラグビー、マラソン・・・色々な教材・教具が子供達の興味関心を引き、身体をつくり、仲間をつくっていきました。いつしか「集合!」と声をかけると、友達同士で手を繋いで集まれるようになり、最後の月には、子供達自身が「集合!」と声をかけ合い集まる姿になっていました。
4月初めに撮った写真と、最後に撮った写真を見比べると、子供一人一人が、ひとまわりもふたまわりも成長したことは明らかでした。そして、「ほんま、ええクラスになったなぁ。」と実感しました。

教育支援連携に感謝!

臨時休校中ではありましたが、年度末の個別懇談会を実施しました。保護者の方と、一年間の子供達の「学び」と「育ち」について語り合いました。

「お話をいっぱいしてくれるようになって嬉しいです」「水泳もマラソンも頑張りましたねぇ」「電車通学を頑張ったので、次の学年も頑張ります」「自信がついたのかなぁ、何事にも積極的になりました」「○○ちゃんのこと好きみたいです」「着替えも自分でするようになって、助かります」「お手伝い、続けてやってもらいますね」「一年間、元気に過ごせて本当よかったです」「何でもやってみようって思えるようになりました」「おじいちゃんおばあちゃん、親戚一同喜んでいます」「どの写真を見ても笑顔が多くて、楽しかったんやなぁってわかります」「学校に行きたい言うてます」

写真を見ながら、それぞれ一人一人の確かな「学び」と「育ち」があり、仲間と共に「学び」「育ち」があったことを確かめ合いました。子供達のことを語り合う時間は、楽しくて嬉しくて、ついつい時間オーバー。

皆さんに共通していたのは・・・「子供の良いところが、学校でも家庭でも、いっぱい発見できたこと」「褒めて認めて子供が育ったこと」・・・教育支援連携の効果そのものでした。

これからも、教育支援連携!

「デジタル連絡帳」を利活用した教育支援連携について、紹介してきました。「デジタル連絡帳」は、学校と家庭の毎日の教育支援実践であり、この毎日の実践の中で、数限りない子供達のエピソードが存在しました。

子供達の日々の成長の姿に、私達は、時に笑い、時に感心し、時に喜び、時に涙し・・・まさに、毎日が感動の連続でした。この感動は、一担任や一保護者だけでなく、先生同士で、家族間で、そして子供達同士で、この感動はどんどん大きくなっていました。まさに、教え教えられ育ち育てられ共に生きる「教育共生」の姿でした。

子供達の成長に感謝、そして教育支援連携に感謝です。

2020年度、新たな学びが始まります。これからも、子供達の自立と社会参画を目指して、明るく強く楽しく、学校と家庭と地域の教育支援連携を実践していきましょう!(^^)!
「学びの場.com」の応援、ありがとうございました(*^-^*)感謝!

中川 宣子(なかがわ のりこ)

京都教育大学附属特別支援学校 特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究
「特別支援教育とは、子ども達の特別な才能を学校・家庭・地域の連携により支え、教え、育てること」と考えています。日々の教育実践を、情報発信・交流し合い、共に子ども達の成長・発達に役立てていきましょう!

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