ICTを利活用した教育支援連携モデルの教育的効果Ⅴ〈夏休みも繋がる〉
夏休み後半!「子ども達、どうしているかなぁ?」と気になる頃。ICTを利活用すれば、夏休みも繋がり、教育支援連携が継続できますよ。
京都教育大学附属特別支援学校 特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究会 中川 宣子
気持ちだけが空回り?!
夏休み後半、先生達も「働き方改革」として一斉休業、鋭気を養います。
それでも気にかかるのは子ども達の様子。
「暑い夏だけど、どうしているかな?」
「冷たい物ばかり食べてないかな?」
「夜更かししているんじゃないかしら?」
「部屋の中でばかり過ごしているかも?」
昔は、「暑中見舞いはがき」を書き、子ども達からも届く時代がありましたが、今はほとんどない時代。
かと言って「どうしていますか?」と家庭訪問に行くほどでもないし、電話をかけるタイミングもつかめず、気持ちだけが空回りします。
夏休みも繋がる!
先生が子供を思う気持ちが空回りしないように、このような時こそ、ICTを活用すれば、すぐに気持ちは繋がります。
教育支援連携が継続できます。
「デジタル連絡帳アプリ」の『学級だより』機能を使えば、クラス全員に一斉に配信が可能です。
「夏休み、どうしていますか?ちゃんと早寝早起きしていますか?お家でのお手伝い、頑張っているかな?よければ夏休みの様子を知らせてください。」
と発信すれば、各ご家庭から返信が届きます。
「Aさん:夏休み、楽しく過ごしていますよ。」
(先生:その調子で、9月の始業式を迎えましょうね。)
「Bさん:やっぱり学校が一番楽しいようで、学校行きたい!とばかり言っています。」
(先生:嬉しいことを言ってくれますね。9月を楽しみにしていてくださいね。)
「Cさん:目標にしていた登山、親子で達成しました。よく頑張りました!」
(先生:おめでとうございます!やりましたね!いい経験できましたね!素晴らしいです。)
「Dさん:子供は元気ですが、大人は少々疲れ気味です。」
(先生:元気で何よりです。お母さんも夏休みを一緒に楽しんで、一緒に休んでくださいね。ご無理なさらずに!)
教育支援連携とは!
このように、ほんの他愛ない一言かもしれませんが、一言交し合うだけで、これまでの教育支援連携が途切れることなく繋がります。
あらためて、「教育支援連携とは、子供達の自立と社会参画を目指して、学校、教師、保護者が繋がり、チームとして協働作用が誘発され、子供達の行動変容を起こす教育的な働きのことである」と提唱します。
さぁ、夏休みも後半戦。
とっても暑い夏ですが、子供達も成長!ご家族も成長!そして先生達も成長の夏です。
身体も心も元気に、明るく強く楽しく過ごしましょうね!

中川 宣子(なかがわ のりこ)
京都教育大学附属特別支援学校 特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究会
「特別支援教育とは、子ども達の特別な才能を学校・家庭・地域の連携により支え、教え、育てること」と考えています。日々の教育実践を、情報発信・交流し合い、共に子ども達の成長・発達に役立てていきましょう!
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