2018.05.07
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最初の学級懇談会

新年度に入って1ヶ月が過ぎました。各学校ではPTA総会や授業参観、学級懇談会などが行われていると思います。クラス担任としては、年度最初の学級懇談会になるので、そこで何を伝えるか、あれこれ考えるのではないでしょうか?

高校の場合は遠方から通学している生徒も多いので、小中学校ほど頻繁に来校していただくことは難しいかもしれません。その分、せっかく来ていただくからには、実り多い会にしたいものです。今回は、年度最初の学級懇談会の持ち方について、自分の取り組みをもとにまとめてみました。

前 山形県立米沢工業高等学校 定時制教諭  山形県立米沢東高等学校 教諭 高橋 英路

学級懇談会の目的

学級懇談会にも様々な目的があると思います。クラスの様子を保護者の方に伝える場でもありますし、家庭での様子を聞く場でもあり、保護者同士の情報交換の場などなど・・・。私の勤務校の場合は1学年1クラスだけなので、学級懇談会が学年の保護者会の役割も兼ねることになります。そうなると、懇談会から少し形式が変化して、進路研修会のような内容まで含まれる場合も出てきます。

いずれにしても、せっかく来校していただくわけなので、「年間行事で決まっているので何となくやる」というのではなく、目的を明確にし、参加者が「来て良かった」「また参加してみたい」と思えるような内容にしなければいけないと思います。その方が、「今回は◎◎の内容ですごく重要なので、ぜひ参加お願いします!」と声がけもしやすいのではないでしょうか?

参加者を増やすために

学級懇談会の開催にあたっては、事前に出欠を確認すると思います。懇談会は必要があって開催するわけですから、できるだけ多くの方に参加していただきたいものです。年次が上がるにつれて参加率が下がるといった声も聞きますが、できるだけ多くの参加を得るために、皆さんはどんなことを心がけていますか?

(1)具体的な内容を告知
・・・前述した内容と重なりますが、会の目的を明確にして、その具体的な内容(それがいかに大切であるかを含めて)を事前にお知らせするようにしています。

(2)保護者の方と共催
・・・懇談会を担任が一方的に進めるのではなく、司会などを役員の方にお願いしたり、案内文書を担任とクラス役員の連名で出したりするなど、保護者の方と一緒に作り上げるようなこともやりました。

(3)電話で直接お知らせ
・・・現在の勤務校は1クラスあたりの人数も少ないので、事前にすべての保護者の方に電話でお知らせしています。また、過去の勤務校では40人のクラスであっても、ちょっと大変でしたが、重要な節目には直接電話でお知らせしていました。

(4)アンケートを踏まえる
・・・懇談会時にアンケートを実施し、開催時間帯や内容についての要望をまとめていました。次回の開催時にそれを参考にして内容を考えるようにしていました。

実際の例・・・

今年度、実際に行った懇談会の流れを紹介します。

(1)チェックイン
 1 ペアで自己紹介(生徒の名前+最近子どもが話すこと)をしていただきます。
 2 1の内容を踏まえ、全体に他己紹介していただきます。
※ 初回ということもあり、アイスブレイクも兼ねて行いました。ペアワークが盛り上がり、効果的だったと思います。

(2)クラスの様子を紹介(大型テレビに画像なども映しました)
※ 入学式から様々な行事が続いているので、それらの写真を紹介し、好評でした。

(3)今後の行事の紹介など

(4)授業体験
 ・・・昔のレジ、最新のレジ、セルフレジの写真を見て、それぞれの「レジ係」に求められる力を考えるワークに取り組んでいいただきました。
※ 実際に生徒が受けた授業と同じ内容なので、生徒の取り組みの様子なども紹介しました。

(5)チェックアウト
 ・・・アンケート記入
 ※ (5)の間、本校の行事写真をスライドショーで流しておきました。

このたびの懇談会は、少人数ではありますが、参加率が100%になり、担任として非常にありがたかったです。アンケート結果などを踏まえて、これからも意義深い会を作っていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

高橋 英路(たかはし ひでみち)

前 山形県立米沢工業高等学校 定時制教諭
山形県立米沢東高等学校 教諭


クラス担任と、地歴科で専門の地理を中心に授業を担当。生徒達の「主体的・対話的で深い学び」が実現できるよう、p4c(philosophy for children)やKP(紙芝居プレゼンテーション)法などの手法も取り入れながら日々の授業に取り組んでいます。

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