2018.03.19
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おたがいさま、ありがとう!そしてこれからも!

学校は間もなく修了式、一年の終わりを迎えます。年度末の反省、振り返りの中、「今年一年、こんなこと頑張ったなぁ。」とお互いの教育支援を認め合い、「次はもっとこうしよう!」と次に向かう教育支援に元気を湧かせていきましょう!

京都教育大学附属特別支援学校 特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究会 中川 宣子

おたがいさま、ありがとう!

これまで、学びの場.comでは、教育支援連携について話題にしてきました。
読んでくださった方は、私と同じ教員であったり、また保護者であったり・・・と、きっと子供たちを直接、教育支援する方が多かったかと思います。
「一年間、子供たちのための教育支援、おつかれさま!そして、有難うございました!」
と、お互いの教育支援の頑張りを認め合い、感謝し合いたいですよね。

「デジタル連絡帳アプリ」で美点凝視!

これまで度々紹介してきた「デジタル連絡帳アプリ」。
これは特別支援ICT研究会が考案した教育支援連携のためのアプリです。
この「デジタル連絡帳アプリ」を利活用した教育的効果の一つとして、
子供の「良いところ探し」=美点凝視が習慣化するという効果が挙げられています。
「デジタル連絡帳アプリ」は、学校や家庭での毎日の子供の学習の様子をやり取りし、子供の生活・教育情報を共有することができます。
そしてその生活・教育情報の多くが、子どもの良いところを探し、子どもを認めるという内容でした。
(先生)「今日の体育の時間、Aちゃん、とても集中してボールを蹴ることができました。」
(先生)「Bちゃん、今日の音楽の時間、がんばって大きく口を動かして歌っていましたよ。」
(保護者)「Cちゃん、家族のためにゴミ出ししてくれて、助かりました。」
といったように、先生も保護者も子供の良いところを意識して見るようになるという効果がありました。
子供自身は、先生や家族に褒められ、認められることで、また頑張ろう!という気持ちになります。
褒められ、認められる・・・子供の教育支援にとって、プラス効果抜群です。

教育支援「やってよかった!」

私達、教育支援者は、日々子供の教育支援に努力しているわけですが、なかなかそのことを褒められ、認められる機会はありません。
お母さんが、夕食を作ったからと言って褒められる機会は少ないでしょう。
先生が、新たな教材を作ったからと言って認められる機会もほとんどありません。
しかし、お母さんも先生も、子供が喜ぶ姿や、子供ができるようになるという成長の姿を見ることで、
自分自身の教育支援を「やってよかった!」「努力した甲斐があった。」と感じ、次の教育支援に繋げています。

教育支援連携の名言から

幕末の長州藩士であり、教育者でもあった吉田松陰(18301859)は、次のような名言を残しています。
「どんな人間でも一つや二つは素晴らしい能力を持っているのである。
その素晴らしいところを大切に育てていけば、一人前の人間になる。
これこそが人を大切にするうえで、最も大事なことだ。」(吉田松陰)

また、日本の元帥海軍大将であった山本五十六(18841943)の有名な言葉です。
「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。」
さらに名言は続いていて、
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」(山本五十六)
人を導いてきた先人達の名言から学ぶことは多いですよね。

おたがいさま、ありがとう!そしてこれからも!

今回が、学びの場.com22期教育つれづれ日誌最終回となります。
この場で、教育支援連携のことや、日頃の教育エピソードを語ることで、学びの場.comのスタッフの方や、読者の皆さんから、私自身が教育支援を受け、成長することができました。
本当に有難うございました!
そしてこれからも、子供たちの自立と社会参画のための教育支援の第一歩を、共に連携しながら歩んでいけたらと希望します。
まだまだ私達の教育支援連携、続きますよ!(^^)!
22期、有難うございました、そしてこれからもよろしくお願いします!感謝!

中川 宣子(なかがわ のりこ)

京都教育大学附属特別支援学校 特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究
「特別支援教育とは、子ども達の特別な才能を学校・家庭・地域の連携により支え、教え、育てること」と考えています。日々の教育実践を、情報発信・交流し合い、共に子ども達の成長・発達に役立てていきましょう!

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