2018.01.10

2018年も「やりがい」・・・そして「幸せ」に！

あけましておめでとうございます！2018年はさらに「学び」多き一年に！そして、特別支援教育、教育支援連携情報をどんどん発信していきます！今年もよろしくお願いいたします(*^-^*)

京都教育大学附属特別支援学校特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究会　中川宣子

さぁ、2018年が始まりました。一年の始まりは決意も新たに！ですね。
子ども達の自立と社会参加をめざした教育支援を実践するために、「学びの場.com」を通じて皆さんと、特別支援教育や教育支援連携、ICT活用についての情報を共有し合いたいと思います。
楽しい一年にしましょうね！よろしくお願いします！

卒業生Aさんから学んだ「幸せ」

さて今回は、卒業生Aさんから学んだ「幸せ」話です。
彼は特別支援学校高等部卒業後、某大学で実務研修員として採用されました。
将来一般企業等で就労するために必要な技能及び社会的規範を修得することを目的とした研修員制度です。
丁度12月の中旬に、大学で音楽会があり、小学部の子ども達と私は大学へ行く機会がありました。
そこで働くAさんに、久し振りに再会しました。
Aさんは竹箒を持って、支援員の先生と一緒に、構内の落ち葉を大袋いっぱい集めていました。
Aさんは満面の笑みを浮かべて、手を大きく振って、私達を迎えてくれました。
そして私を見つけると・・・
「中川先生と一緒に、中2の時、パソコンの勉強したな。」
彼は私に会うと必ず、かつて一緒に学習した中学生の頃の話をしてくれます。
「元気にしてた？頑張ってるね！」「はい、がんばっています。」
後日、支援員の先生からメールで、Aさんの様子とAさんの作業日誌の1ページが送られてきました。

Aさんは、暑い日も寒い日も、一所懸命に外仕事に取り組んでいるそうです。

どうしてそんなに頑張れるのか？
この作業日誌を読んだとき、その答えがわかりました。
Aさんは自分の与えられた仕事に、「やりがい」を感じている！
そして、その働きぶりを、後輩たちや報告会等を通じて、誰かに知ってもらえることは、それ自体が自分を認めてもらえることであり、彼にとっての「幸せ」なんだ！
Aさんの働き方には、多くの学ぶべき点があると感じました。