教室を少しきれいにするコツ
先日、私の勤務する学校では、立腰教育の研究発表がありました。
北は仙台から、南は宮崎まで、多くの先生方に来ていただきました。
今回は、研究授業や授業参観などで人が沢山来る時の教室の整え方を紹介します。
と言っても、私はあまり整理整頓が得意な訳ではないですし、校舎はすでに30年近く使っている年季の入った校舎です。
できる範囲でやりました。
帝京平成大学現代ライフ学部児童学科 講師 鈴木 邦明
「参観者の目線で見る」
ポイント1は「参観者の目線で見る」です。
写真にあるように参観者が来るルートで教室を確認します。
ドア(特に後ろのドア)のレールの溝などはとても目立ちます。
教室後方の棚や本棚なども重要です。
参観者が立つ場所から前を見てみます。
通常の教師の立ち位置(黒板前中央)からでは気付きにくい所が見えてきます。
掃除だけではないですが、視点を変えることは大事です。「新品のぞうきんを活用する」
のポイント2は「新品のぞうきんを活用する」です。
黒板や窓ガラスは新品の雑巾を使って拭きます。
汚れている雑巾をでは、綺麗になりません。
特に窓は拭き跡が目立ちます。
黒板もたまにはぬれ雑巾で全て綺麗にするも良いでしょう。
雑巾は何枚も使って、綺麗な面で拭くということが大事です。
窓は、専用の道具(窓用のペーパーなど)を使うのも良いでしょう。「光るパーツを光らせる」
ポイント3は「光るパーツを光らせる」です。
これは車の洗車にも言えることです。
車の場合、アルミパーツを綺麗にすると感じが一変します。
それと同様です。
教室の中のアルミなどの素材の部分を綺麗に拭き、光らせます。
光るまでいかなくとも汚れが取れるだけで随分と違います。
ドアなどのレールや黒板の枠、窓枠などです。
「布などを使って隠す」
ポイント4は「布などを使って隠す」です。
教室では、どうしても雑多なものが増え、乱雑な印象になりがちです。
そういった際、雑多なものを小さなカーテンのような布でカバーをしてしまうとスッキリとした印象になります。
布などを使っていれば、見た目はスッキリしますし、ものを取るときなどもそれ程、不自由を感じることはないはずです。
「終わりに」
校舎などが、古くともある程度は綺麗な感じの教室環境を作ることができます。
簡単なものもあります。
参観などだけでなく、年度末の清掃においても活用できる部分が多いと思います。
是非、試してみてください。

鈴木 邦明(すずき くにあき)
帝京平成大学現代ライフ学部児童学科 講師
神奈川県、埼玉県において公立小学校の教員を22年間務め、2017年4月から小田原短大保育学科特任講師、2018年4月から現職。子どもの心と体の健康をテーマに研究を進めている。
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