2016.12.23
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「デジタル連絡帳アプリ」あるある話

今回は私たちが活用している「デジタル連絡帳アプリ」にまつわる『あるある話』を紹介します。「デジタル連絡帳アプリ」を活用すれば、子ども達の話題豊富です。

京都教育大学附属特別支援学校 特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究会 中川 宣子

「デジタル連絡帳アプリ」あるある話①②③


京都比叡山頂も雪で真っ白になる季節になりました。

2学期末で(本校は3学期制)気忙しい毎日ですが、山茶花や万両の赤い実など自然の変化に心休める瞬間を持ちたいものです。
あーそれにしても忙しい!

さて、今回は私たちが活用している「デジタル連絡帳アプリ」にまつわる『あるある話』を紹介します。

「デジタル連絡帳アプリ」には、子どもの家庭での生活情報が沢山集まってきます。

ご家庭から「今日は、お手伝いをしてもらいました。」とゴミ出しの映像が送られてきたり、
「週末は、スイミングに行きました。」とプールの映像が送られてきたり・・・と、
子ども達一人一人が、どのように家庭で過ごしているか、その様子を知ることは、子ども一人一人を深く広く理解することに繋がります。

そこで、これら家庭での生活情報を、本校では毎朝『朝の会』という授業の中で、互いに紹介し合うわけですが、

その中で、子ども達自身が、強く興味・関心をひいた生活情報の『あるある話』①②③を、今回は紹介したいと思います。

あるある話①ごちそう「いただきまーす!」

「デジタル連絡帳アプリ」には、朝食や夕食といった食事の場面の映像が多く送られてきます。

「朝ごはんのオムライス」

「朝食セット(ヨーグルト、おにぎり)」

「夕食(煮物、ごはん、お味噌汁、オクラ、納豆)」・・・・どれも子ども達にとっては、見たことがあり、食べたことがある食事です。

子ども達は映像を見た途端、「おいしそうー」「食べたい!」と思った瞬間、椅子から立ち上がり、映像に手を伸ばし始めます。

「いただきまーす!」

映像の中の食べ物を手につかんで、口に持っていき、食べる真似をする姿・・・

この何とも可愛らしい姿は、情報の共有そして、『子どもと子どもが心を通わせる共感の瞬間のあるある話』です。

あるある話②お出かけ「行ってみたいなぁ~!」

週初めの月曜日には、週末お出かけした様子が多く送られてきます。

今のこの季節であれば、サンタクロースの人形と一緒に撮った写真、街路樹のイルミネーションの中を歩く動画です。

「わっ!サンタさんや!」「(イルミネーション)わーきれい!」

映像を見ていると、まるで自分もその場所にいるような疑似体験ができます。

そして私も「行ってみたいなぁ~!」と、『参加意欲を高める、あるある話』です。

あるある話③お誕生日「♪ハッピーバースディ♪ふぅー!」

お誕生日・・・この日は子どもにとっても家族にとっても特別な日。

映像は、バースディケーキに火をつけるところから始まり、家族皆で手拍子しながら♪ハッピーバースデートゥーユー♪の歌を歌っている様子です。

翌朝、教室で、この映像を流すと、決まって子ども達は、ニヤニヤしながら手拍子をして、♪ハッピーバースデートゥーユー♪と口ずさみます。

そして歌い終わると、必ず、映像に向かって「ふぅー!」と息をかけてろうそくの灯を消すのです。

火が全部消えたら大拍手。「〇〇ちゃん、おめでとうー!!」

自分の誕生日を祝ってもらう、友だちの誕生日を一緒に祝う・・・・些細なことかもしれませんが、『子ども達の心を豊かにする とても大切な、あるある話』です。

よいお年を!

今回は「デジタル連絡帳アプリ」にまつわる『あるある話』を3編紹介しました。

いかがでしたか?それぞれの様子が目に浮かんだでしょうか?!(^^)!

私たち特別支援教育では、子ども達の自立と社会参加を目指し、日々の生活の中で役立つ学びを設定し、家庭と学校とで教育支援連携して、子ども達を育てています。

日々の歩みは僅かかもしれませんが、毎日の積み重ねは、子ども達の成長・発達を確実に教育支援していきますね。

これからもまだまだ、子ども達の特別な才能を、家庭と学校とが連携して、教育支援していきますよー!

次回は年明けになります。お正月は教材研究の時間。
皆さん、どうぞよいお年をお迎えくださいね!
(*^-^*)

中川 宣子(なかがわ のりこ)

京都教育大学附属特別支援学校 特別支援教育士・臨床発達心理士・特別支援ICT研究
「特別支援教育とは、子ども達の特別な才能を学校・家庭・地域の連携により支え、教え、育てること」と考えています。日々の教育実践を、情報発信・交流し合い、共に子ども達の成長・発達に役立てていきましょう!

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