【特別寄稿】教員海外研修inロサンゼルス 現地レポート!(vol.2)

「ESL教員海外研修inロサンゼルス」もいよいよ3日目! キンダー、2年生、4年生の授業の様子をリポートしました!

今春、文部科学省中央教育審議会に小学校の英語教育検討グループが発足し、小学校における英語の必修化がにわかに現実味を帯びてきましたが、英語教育の専門家が大変少ない小学校で、「使える英語」を指導できる教員の養成が急がれるというのが現状です。
そこで早稲田大学IT教育研究所と株式会社内田洋行の企画をし、ロサンゼルス市教育委員会(LAUSD:Los Angeles Unified School District)の全面的な協力により、第二言語(英語)教育のための教員研修がこの夏休み7月28日~8月6日(8泊10日)に開催されています。今まさに研修中のロサンゼルス市教育委員会内の様子を3回(予定)にわたって緊急レポートいたします。
ESL教員海外研修inロサンゼルス 【Day-3 Report】

K(幼稚園)のクラス 先生の質問に従って、学校の職員の種類を答えているところ。principal, school nurse・・・
先生の数は66人、児童の数は1345人の学校ですが、EL(English Learner)の児童数は1006人と全体の約75%を占めます。スペイン語を母国語とする子どもがほとんどのようですが、スペイン語を使用した授業はなく、全ての授業が英語で行われているようです。当然ELD(English Language Development:ESLとほぼ同義)にも力を入れているわけですが、ELD以外に力をいれているのが数学とリーディングとライティングだそうです。
■年に一度、ELDのレベルを測定

4年生のクラス 花の部位を答えてその機能を説明しているところ。普通教室でノートPCと液晶プロジェクタを使った日本の「2005年型」授業
■全教室にELD教材完備、教室もにぎやか
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2年生のクラス Thinking Map(C)を使っている。真ん中に「Swan」と書いて、その周りに白鳥の特徴を書いている。この後、子どもは自分のノートでこの作業を行う
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4年生のクラス 地球と月と太陽の模型図を用いて、英語・理科・地理・音楽の授業を行っているところ
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各教室には読み物コーナーが必ずある。いろいろな種類・レベルの本がたくさん置いてある
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教室内は、これまでの掲示用教材やこれまで使ったプリントなどで、とにかくにぎやかである
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活動の結果はポートフォリオ形式でファイルに挟んで教室に置いておく
文責:吉田(株式会社内田洋行 教育システム事業部)
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