アメリカ学校訪問記(vol.1) 学校に派手なパトカー?!
今回はアメリカミズーリ州カンザスシティ郊外にある私立学校 Our Lady of the Presentation School を訪れた筆者によるレポートをご紹介します。学校の駐車場で見かけたちょっと派手なパトカーや、とにかく元気に手を挙げる子どもたちなど全てが驚きの連続!
◆おまわりさんが学校を回ってレクチャー
◆制服は自由にコーディネート
◆ブックフェア
◆自由でリラックスした授業の雰囲気
クラスは、とてもオープンで、いつでも気軽に親や児童の関係者が出入りしている様子です。様々な職業や世界があることを知ってほしいと、児童の親がその職業について語ったり、地元のコミュニティから人がきたり、機会があればオープンに一般社会の人と接するように考えているようでした。私が授業参観のお願いをした時にもすんなり好意的に迎えられ、逆に「日本について何か教えてあげて」と。「どんな内容でどれくらいの長さでいつが都合がよいの??」と緊張ぎみな私に、「いつでもよいし、何でも自由でよいわ」。低学年だったためか授業のスケジュールもとってもおおまかです。私が日本について児童たちの知っていることと共通項を探りながら簡単に話を進めていく中で、担任の先生は今までに学習したことと関連付けながら一緒に参加されます。そう、児童たちも自由にコメントするし、こちらから何か問いかけるとクラスのほとんどがハイ!ハイ!ハイ!と手をあげます。でも、では「○○くん!」と指名をすると、「あ・・・」としどろもどろになったり「忘れた・・・」という子供も。とにかくまず手を挙げる!という様子に微笑ましくなってしまいました。小学校から指導方針に「クラス貢献」が入っているように、どのクラスの見ても児童がクラスに積極的に参加していく雰囲気を感じました。私が学んだアメリカの大学院のクラスメートを思い出し、みんなこうやって育てきたんだと納得です。また、授業中であっても、ペアで考える時間に、地べたに座り込んだり、隅っこで寝転んだり、全く自由な姿勢で自習をしていてびっくりしました。アメリカの学校で育った帰国子女が日本でギャップに驚くのももっともですね。
Our Lady of the Presentation School
株式会社クレーネ代表/有限会社ゴーガールズ取締役 宮崎百合子
※当記事のすべてのコンテンツ(文・画像等)の無断使用を禁じます。