2004.01.13
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アメリカ学校訪問記(vol.1) 学校に派手なパトカー?!

今回はアメリカミズーリ州カンザスシティ郊外にある私立学校 Our Lady of the Presentation School を訪れた筆者によるレポートをご紹介します。学校の駐車場で見かけたちょっと派手なパトカーや、とにかく元気に手を挙げる子どもたちなど全てが驚きの連続!

2003年10月29日から3日間、アメリカは中西部ミズーリ州のカンザスシティ郊外にあるリーサミットの学校、 Our Lady of the Presentation School を訪れました。この学校は、幼稚園から中学までのカトリック系私立の学校です。アメリカと一口に言っても、地域や州によってその姿も価値観も全く異なり、私立でカトリックの学校ということで、一般的なサンプルとはならないかもしれませんが、一つの事例として、私が感じたことなどを2回に渡ってご紹介します。

◆おまわりさんが学校を回ってレクチャー

こんなパトカーがとまっていました

こんなパトカーがとまっていました

私が学校を訪れた時、駐車場にちょっと変わったパトカーを見つけました。この派手な(おしゃれな?)車は警察の車です。これは、DARE (Drug Abuse Resistance Education、www.DARE.com) と呼ばれているプログラムで、学校を回るおまわりさん専用の車だそうです。1年生から5年生まで、定期的におまわりさんがレクチャーをするプログラムがあるのだそうです。内容は、警察の仕事から防犯、ドラッグなど多岐にわたっています。こんな専用の車を持って、子供たちに親しみを抱いてもらうプログラムがあるんですね。

◆制服は自由にコーディネート

制服は組み合わせ自由

制服は組み合わせ自由

この学校には制服があります。赤、白、紺にチェックの色合いで、ポロシャツ、ブラウス、スカート、パンツがあり、子供たちはそれぞれ自由な組み合わせで楽しんでいました。制服と言っても一つではないことが新鮮でした。ハロウィーンのシーズンは、私服でオレンジか黒のものを身に付けて登校したり、「ミスマッチ」の日には、左右異なる靴を履いたり、左右のパンツの長さを折りまげて違いをつけたり、それぞれに工夫をして遊んでいました。こんな日もあると、学校へ行くのが楽しくなるかも!

◆ブックフェア

  • 本屋さんがやって来た!

    本屋さんがやって来た!

  • ハロウィーンには こんな服装で

    ハロウィーンには こんな服装で

今日は、「ブックフェア」。本屋さんが学校に様々な本を展示し、子供たちは展示を回りながら、自分の欲しい本リストを作ります。タイトル、作家、値段などをリストにします。児童書だけではなく、フラワーアレンジやお料理のきれいな写真集もあり、大人もすっかり時間の経つのを忘れてしまいます。家族も自由に参加していました。ここで購入すると割引になったり、収益を教会に寄付したり、図書館や親も子供たちのリストを参考に本を購入します。この日は、ハロウィーンも間近で「オレンジか黒」を身に付けて登校する日なので、自由な服装でハロウィーンらしさを盛り上げていました。

◆自由でリラックスした授業の雰囲気

クラスは、とてもオープンで、いつでも気軽に親や児童の関係者が出入りしている様子です。様々な職業や世界があることを知ってほしいと、児童の親がその職業について語ったり、地元のコミュニティから人がきたり、機会があればオープンに一般社会の人と接するように考えているようでした。私が授業参観のお願いをした時にもすんなり好意的に迎えられ、逆に「日本について何か教えてあげて」と。「どんな内容でどれくらいの長さでいつが都合がよいの??」と緊張ぎみな私に、「いつでもよいし、何でも自由でよいわ」。低学年だったためか授業のスケジュールもとってもおおまかです。私が日本について児童たちの知っていることと共通項を探りながら簡単に話を進めていく中で、担任の先生は今までに学習したことと関連付けながら一緒に参加されます。そう、児童たちも自由にコメントするし、こちらから何か問いかけるとクラスのほとんどがハイ!ハイ!ハイ!と手をあげます。でも、では「○○くん!」と指名をすると、「あ・・・」としどろもどろになったり「忘れた・・・」という子供も。とにかくまず手を挙げる!という様子に微笑ましくなってしまいました。小学校から指導方針に「クラス貢献」が入っているように、どのクラスの見ても児童がクラスに積極的に参加していく雰囲気を感じました。私が学んだアメリカの大学院のクラスメートを思い出し、みんなこうやって育てきたんだと納得です。また、授業中であっても、ペアで考える時間に、地べたに座り込んだり、隅っこで寝転んだり、全く自由な姿勢で自習をしていてびっくりしました。アメリカの学校で育った帰国子女が日本でギャップに驚くのももっともですね。

Our Lady of the Presentation School

株式会社クレーネ代表/有限会社ゴーガールズ取締役 宮崎百合子

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