2018.02.14
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教員採用試験合格に向けて 第3回 日常生活と試験勉強②

教員採用試験合格に向けて。今回は第3回目です。「日常生活と試験勉強」についてお話の、その②です。「試験」のための勉強なので、「試験に合格する」ことが最終的な目標です。しかし、教員採用試験の場合(どの試験でもそうですが)、「試験に合格する事ばかり考えている」と合格できません。どうしてでしょうか?

大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

みなさん、こんにちは。

 教員採用試験合格に向けて。今回は第3回目です。「日常生活と試験勉強」についてお話の、その②です。「試験」のための勉強なので、「試験に合格する」ことが最終的な目標です。しかし、教員採用試験の場合(どの試験でもそうですが)、「試験に合格する事ばかり考えている」と合格できません。どうしてでしょうか?

 岡山県の教員採用試験に合格した20年目。最終面接で次のような質問をされました。

「朝、ここまで来るときに、何か気になったことはありませんでしたか?それに対してどう思いましたか?」

 教育に関係のない質問のように思えます。しかし、大学の先生に「松森君。世の中全てのものが、子どもたちへの教材になるのだよ。物を見る目を養いなさい。」と教えを受けていた私は、朝の電車の中でも自然と景色や風景、中刷り広告に目が行くようになっていました。そして、自分なりの考えをもつようになっていました。

 その時、試験会場へ向かう電車の中で、心を落ち着かせるために、あえて参考書を読まずにいました。私の目の前に、小学校へ通う1年生ぐらいの男の子がいました。その子は、お年寄りに席を譲っていました。「いいなあ。自分もあんな子を育てたいな。人が育つことができる学級経営をしたいな。そうだ。今のことを明日、クラスの子ども達に話をしよう。(当時、講師で3年生を担任していました。)」そんなことを考えていました。そして、それをそのまま面接で伝えました。

 今回の採用試験には、同じような質問はありませんでしたが、「質問されて、すぐには答えが出ない」質問もかなりありました。大阪府の場合は、模擬授業も含めて2回の面接がありました。2回目は、3次試験で模擬授業の後にそのまま個人面接になります。

 ここで、面接の質問内容を書くことは控えさえていただきます。

 ただ「質問されても、すぐには答えが出ない」内容であることは確かです。

 では、どうするか。

 「試験勉強のためではあるのだけれど、自分の人間性を高めるために行う」という気持ちをもつことが大切なのです。日常に起こる出来事などについて、自分はどう感じ、自分なりにどう考えているのか、常に「思考をON」にしておくのです。「そんなの無理」とおっしゃられる方もいると思います。厳しいようですが、「そんなの無理」と思うのであれば、教員にはむいていません。教員は、24時間教員なのです。リラックスすることも必要ですが、「教員としてのリラックスする方法」を身につけることが必要です。寝床に入っても、授業のことや子どもたちのことが頭の片隅にある・・・、そのような思考が大切なのです。採用試験でもこのことは非常に大切だと考えています。

 思考を常にONにし、気がついたことがあれば、メモを残しておく・・・そんな習慣を身につけることが、人としての成長そして採用試験合格につながるのです。これは、すぐにはできません。毎日意識して身につけていくしかありません。

 そして、そのためには、規則正しい日常生活が欠かせません。健康管理をきちんとし、身なりを整え、法を守り、周囲の人に信頼されるような生活を心がける、それが土台です。自分なりの息抜きもきちんと行い、良く笑うことももちろん大切です。

 日常生活、全てが採用試験合格につながっています。

 それでは。

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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