教員採用試験合格に向けて 第2回 日常生活と試験勉強①
教員採用試験合格に向けて・・。第2回目の今回は、「日常生活と試験勉強」です。「日常生活」については、今回と次回、2回に分けて紹介します。どの採用試験でも、そうだと思うのですが、「日常生活」をどのように過ごすかが、結果を左右するのではないかと思っています。
大阪府公立小学校教諭 松森 靖行
みなさん、こんにちは。
教員採用試験合格に向けて・・。第2回目の今回は、「日常生活と試験勉強」です。「日常生活」については、今回と次回、2回に分けて紹介します。
どの採用試験でも、そうだと思うのですが、「日常生活」をどのように過ごすかが、結果を左右するのではないかと思っています。
やはり、日常生活をきちんとしている人は結果がついてくるのです。
「日常生活の基本をしっかりと」
筆記試験も大切です。面接試験も大切です。実技試験も大切です。どの試験にも共通して後ろにあるもの・・・、それは「基本的な生活」です。
筆記試験の出来にも、影響します。面接では、基本的な生活ができているかどうか、面接官はすぐに感じ取ります。実技も、基本的な体力がないと難しいのです。
試験勉強をしていると、生活を規則正しく・・・ということは難しいかもしれません。働きながらの方はなおさらでしょう。「規則正しく」とは「早寝早起き」だけではありません。もちろん、「早寝早起き」が一番体によいことはみなさんも承知でしょう。しかし、働いてたり、試験勉強をしていたりすると、「早寝早起き」が難しいときもあります。大切なのは、「自分の生活リズムをつくり、守る努力をする」ということです。
私の場合、毎朝5時に起床をしていました。朝5時から6時半までにすることは、教材研究でした。試験勉強は、夜8時から12時までしていました。それと、当時は電車通勤でしたので、電車の中で教育法規の暗記をしていました。帰りの電車は疲れている場合は寝ていました。そして、いろいろな本を読むこともしていました。
早起きかもしれませんが、決して早寝ではありません。お風呂などに入ると、寝るのが2時を過ぎたりしました。しかし、これが自分のリズムになってくると、体が覚えてくるので苦でなくなるのです。
きちんと朝ごはんを食べ、清潔感のある服を着、週に何回かは体を動かし、挨拶なども笑顔できちんとする。それが「日常生活の基本」なのです。
自分の身の回りの整理整頓にも気をつけました。
実は、私は整理整頓が大変苦手でした。自分でもあきれるぐらいでした。しかし、お仕えした校長先生に、整理整頓の大切さを教えていただき、実際にやっていくうちに整理整頓ができるようになってきました。今では、「ないない!!」と探すことはありません。
そんなこと、試験に関係するの?と思われるでしょう。
しかし、厳しい言い方をすると、そのような甘い意識では試験に合格はしません。
日常生活がきちんとしているかどうかは、自分が表現するすべてに出てくるのです。最近では、筆記試験はマーク式が多いですが、それでも論文などはきちんと字を書きます。その字が乱れているのと、乱れていないのと・・・、どちらがいいか、どちらが試験官の心をつかむか・・・、すぐ分かると思います。採用試験の論文試験は、短時間でかなりの文量を書く必要があります。私も焦ったことを覚えています。焦って書いてしまい、字が読みにくくなってしまった・・という話もよく聞きます。同じ良いことを書いていても、字がきれいな論文ときたない論文を比べると・・・、字がきれいな方が得点が高いことは明らかですね。
これも、普段からきちんとした字を書くこと、これも「日常生活の基本」です。
試験があるから・・ではありませんが、普段から「日常生活の基本」を大切にした生活を心がけたいものです。
次回も、「日常生活の基本」です。「考え方」「思考力」について紹介していきます。
それでは。

松森 靖行(まつもり やすゆき)
大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。
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