2018.01.11
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教員採用試験突破に向けて 第1回(全6回)

 今年もよろしくお願いいたします。さて、新年1回目は「教員採用試験突破」に向けて話をしたいと思います。昨年、大阪府小学校教員採用試験に合格しました。それまでは岡山県で小学校教諭をしていました。家庭の事情で、岡山県教諭の時に受け直すことができず、数年、大阪府で講師採用でした。昨年、大阪府の採用試験を受け、何とか合格させていただきました。自分自身、この歳になって採用試験を受けるとは考えていませんでした。しかし、得たものも多くありました。今回から6回は、これから採用試験を受験される方に、今回の受験で私が感じたことを伝えさせていただけたらと思います。

大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

 みなさん、こんにちは。
 今年もよろしくお願いいたします。さて、新年1回目は「教員採用試験突破」に向けて話をしたいと思います。

 私事で恐縮ですが、昨年、大阪府小学校教員採用試験に合格しました。それまでは岡山県で小学校教諭をしていました。家庭の事情で、岡山県教諭の時に受け直すことができず、数年、大阪府で講師採用でした。昨年、大阪府の採用試験を受け、何とか合格させていただきました。

「松森先生だから余裕でしょう。」「絶対合格するよ。」・・・そのような言葉が、私を苦しめました。ありがたい言葉だったのですが、試験勉強をしていると、様々な壁にぶつかったのです。明らかに、私が合格した20年前の採用試験(岡山)よりも内容は難しくなっていました。

 自分自身、この歳(40歳)になって採用試験を受けるとは考えていませんでした。正直、苦しかったです。しかし、得たものも多くありました。今回から6回は、これから採用試験を受験される方に、今回の受験で私が感じたことを伝えさせていただけたらと思います。

 話の内容は・・・

1、採用試験への心構え(今回)

2、日常生活と試験勉強

3、筆記試験について

4、面接試験について

5、模擬試験について

6、採用試験全体について(まとめ)

1、採用試験の心構え

 まず、どうしても・・絶対に先生になりたい!!という思いがあるでしょうか?この思いがある!というのが大前提です。実は、私は大阪に来て4年目で合格しました。では、それまでの3年間はどうしたか?私立の小学校や他府県を受験していました。うまくいきそうな試験もあったのですが、私の中で「受験は面倒くさいし、まあ講師でも何とかなるだろうな。」という思いが、今思えばどこかにありました。なので、試験勉強にもあまり身が入らず、結果も・・・でした。

 しかし、大阪府を受験した昨年(採用は今年)、「絶対に大阪で先生になりたい!」という出来事がたくさんありました。ここでは細かいことは書けませんが、大阪府の先生方のすばらしさ、勤務させていただいている市や小学校の先生方のすばらしさ、保護者の皆様のすばらしさ、そして子どもたちのすばらしさに触れ、「大阪の先生に!」という思いがマックスになりました。

 それからというもの、全てを採用試験につなげて勉強しました。担任もしていたので、授業中、「今自分がしていることを、面接官に伝えるには?」と考えて日々過ごしていました。毎日の校長先生の話、教頭先生の話をきちんとメモをとり、「何を自分たちに伝えたかったのか」「自分ならどう考えるのか」を常に意識していました。また、研修先でも、「これは面接で聞かれるかも、聞き逃してなるものか!」と思いながら聞いていました。研修の主な主催は教育委員会です。つまり、採用試験の主催者ですね。これは、試験内容をそのまま伝えてくれているようなものなのです。実際に、面接で聞かれた内容もありました。同僚と話をしていても、「面接で聞かれたら・・・」ということを意識していました。

 筆記試験は、勉強しないとかなり難しいです。岡山での採用試験の時以上に勉強したと思います。何より、範囲がものすごく広いのです。20年前よりもかなりです。20年前が、東京ドーム1個分だとしたら、今は100個分ぐらいです。そのぐらい範囲の広さを感じました。「経験があるから」なんて考えていた自分もいましたが、それの考えも一切捨て、毎日、朝、夜と勉強時間を確保しました。詳しい内容は、第3回目に紹介します。

 とにかく、合格するために、1年間は試験一色でした。つらい時期もありましたが、「後がない」(年齢的に)と思ってがんばりました。実際のところ、受験年齢には幅があり、あと15年くらいは受験できました。しかし、色々調べると、年齢が上がる程、合格率は下がっていました。今年の大阪府の小学校教諭の合格者は約590人。そのうち、40歳以上の男性は私を含め、たった3人です。私は41歳です。「経験者、特に経験10年以上は、即戦力だから必ず合格させてくれるよね。」そんなことも思っていた自分が恥ずかしいです。最後の第3次試験の模擬授業会場では、100人以上、私より明らかに年上の方々がいらっしゃいました。その中でも何とか合格させていただきました。今思うと、ゾッとしますが・・・。今回がラストチャンスだったような気がしました。最近の採用試験は、受験資格年齢が上がってはきていますが、やはり受かりやすいのは「若く魅力のある先生」なのです。確かに、岡山県に合格した20年前、「これだけがんばったのだから、不合格だったら他の仕事をしよう。」とかなり緊迫感をもって臨んでいたことを思い出しました。

 妻が、私が合格した時に、「今回が一番勉強していたよね。」と教えてくれました。確かにそうだと思いました。

 合格の秘訣はやはり、きちんとした「心構え」です。「何としても今年合格する!」という気持ちです。

 それでは、第2回もよろしくお願いいたします。

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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