2017.12.12
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所見の書き方

学校や学年によっては、総合所見の他に、英語、総合的な学習の時間と複数の所見を書かなければなりません。中でも総合所見をどのように書いているのか、私の方法を紹介します。

兵庫県播磨町立蓮池小学校 主幹教諭 松井 恵子

励みになるように

総合所見は、記録ではなく、子どもの励みになるように、こちらの思いが溢れるものでありたいと思います。事実を列挙するだけではなく、その事実からその子の様子と素敵な一面、成長を保護者に伝えるものにすべきです。例えば、奉仕精神の溢れる子なら、

①誰かがやらなければならない事を行うことができました。

と、事実だけを述べるのはなく、

②誰かがやらなければならない事を率先して行い、感心しました。

と、こちらの思いも述べる。

総合所見は、教師の思いを伝えるもの、一方で、英語や総合的な学習の記録は、所見というより活動内容の記録である側面が強いので、学習内容について、それぞれの観点から記録を報告するようにしています。

日頃の見取りから

日頃の児童の記録をもとに、所見を書きますが、学習面と生活面の両方を必ず盛り込むようにしています。

学習は、ある教科のある単元で、このようにがんばっていたという書き方です。

『国語科の物語文「海のいのち」では、・・・』などで書き出し、『・・・さらに、積極的に発表したので、全体の学習が深まりました。』などとくくります。

生活面は、級友との給食時や休み時間の過ごし方、そうじなどの様子を書きます。

『配り物など誰かがやらなければならないことにいち早く気付き、率先して行い、頭が下がる思いです。』など

短い文章で、伝えますので、出来るだけ表現に重複がないように心がけます。

文末表記を広げる

内容が精選されれば、あとは、いかに教師の思いを、限られた文章表現の中で伝えるかにかかってきます。

「感心しました」「頭が下がる思いです」「立派でした」「賞賛に値します」「うれしく思います」

色々な表現がありますが、教師の思いができるだけ届くような表現を考えたいものです。

努力が必要なことについては・・・

努力が必要な事については、できるだけ事前に保護者と話すようにしています。個別懇談や教育相談などで、努力が必要な面を共有します。所見には、子どもの成長を残したいからです。ただ、どうしても必要な場合は、成長できたことと共に、もっとがんばればもっと成長できることとして、努力を要することを伝えます。

松井 恵子(まつい けいこ)

松井 恵子(まつい けいこ)

兵庫県播磨町立蓮池小学校 主幹教諭


兵庫県授業改善促進のためのDVD授業において算数科の授業を担当。平成27年度兵庫県優秀教職員表彰受賞。算数実践全国発表、視聴覚教材コンクール特選受賞等、情熱で実践を積み上げる、ママさん研究主任です。

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