2017.10.03
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心のない学力は学力ではない

今回から「心の無い学力は学力ではない」について話をさせていただきます。つまり「学力」には「心」が必要なのです。以前、「思いやり」も「学力」という話をしました。それと少し似ているのですが、「学力」だけでなく、きちんと「心」も成長させようということです。

大阪府公立小学校教諭 松森 靖行

 みなさん、こんにちは。

 今期も執筆させていただくことになりました。感謝すると同時に、皆様と子どもたちに、より有益な情報を提供できることに大きな責任感を感じています。どうぞよろしくお願いいたします。

 今期第1回目のテーマは、「心の無い学力は学力ではない」です。つまり「学力」には「心」が必要なのです。以前、「思いやり」も「学力」という話をしました。それと少し似ているのですが、「学力」だけでなく、きちんと「心」も成長させようということです。

 授業を考える時、まず「めあて」を考えると思います。それでは、その「めあて」の数はいくつあるでしょうか。そして、何を基にして「めあて」を考えているのでしょうか。それは、主に「学習指導要領」だと思います。

 新学習指導要領では、子どもたちにつけたい資質として、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・人間力」などとなっています。最後の「学びに向かう力・人間力」が新学習指導要領のポイントとなっていると言っても過言ではありません。

 「学びに向かう力・人間力」の部分は、「興味・関心」となっていました。今まで通り、「興味・関心」も大切にしています。

 「学びに向かう力・人間力」は、「学び」への「興味・関心」も含めた、子どもたちが生きていくうえで、重要視され人間として成長できるようにという願いが込められています。

 例えば「算数の図形の分野にすごく興味がある」、確かにそれもすばらしいことですが、「算数は苦手なのだけれど、何とかして図形の分野だけはがんばってみよう。そのためには・・・。」ということを考えることができる子ども達が育つように・・・ということを願っているのだと思います。

 そのためには、授業では、「学力」だけでなく、「心」そして「人間性」もしっかりと育てていかなくてはなりません。授業でどのような「学力」を育て、同時に「心」「人間性」も育成していくのか・・・、教師にはこのような授業をプロデュースする力が必要になります。普段の教材研究で、指導書や解説書とにらめっこするだけでは、「学びに向かう力・人間性」の育成の方法は考えることができないと思います。おそらく、新しい教科書の解説書では、「人間性」を育成する例も書いていると思います。しかし、それでよいのでしょうか。私は少々疑問を感じてしまいます。自分のクラスの現状に合う授業ができるのでしょうか。次回から、より詳しく,私の実践も交えて具体的に述べていきたいと思います。  それでは。

 

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府公立小学校教諭
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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