2017.08.10
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意味のある対話

前回まで、「見えない信念」の中でポイントとなる2つのこと。「授業と学級経営は1つ」,「教材研究は子ども研究である」ということをお話ししました。そして、「対話」についても話をしました。今回は、この「対話」について少し深めてみたいと思います

大阪府寝屋川市立木屋小学校 若手教員研修担当 松森 靖行

みなさん、こんにちは。

 夏休み、どのようにお過ごしでしょうか。

 前回まで、「見えない信念」の中でポイントとなる2つのこと。1つ目は、「授業と学級経営は1つ」ということ。2つ目は、「教材研究は子ども研究である」ということをお話ししました。そして、「対話」について話をしました。

 今回は、この「対話」について少し深めてみたいと思います。「対話」は、「意味のある対話」でないと教育的効果は期待できないと前回、話をしました。つまり、「だれが考えても答えが1つ」というものは、「対話」には適していないということです。これは、「対話」を意味あるものにしたいのならば、「対話」をする「題材」を慎重に選ばなくてはいけないということです。

 「題材」を慎重に選ぶ時の方法、気をつけることを2つ述べます。

 1つ目は、「どんなことでも題材、教材になると考えよ。」ということです。普段、何気なく生活していると「教材」「題材」になるものを見過ごしてしまいがちです。私たちの生活には、「教材」になりうるものばかりなのです。わたしもこの夏、セミナーで読んでいただいたり、旅行をしたりと全国各地に行ったり、行く予定にしています。そこで、気がついたところは、どんなものでもスマホで写真をとっています。パフレットもいただいて帰ります。「これが教材になるな・・。」と考えて撮影していません。「もしかしたら、教材になるかもしれない。」という気持ちで撮影しています。スマホなので、家でも整理している時に、必要なければ消せばいいし、パンフレットも必要なければ処分すればよいのです。カメラを趣味にしている方は、趣味も兼ねて一石二鳥ですね。そして、少し時間がある時に、1枚1枚写真を見ながら、「どんなことを教えることができるか。」「何年生で使えるかな。」「どの教科でできるだろうか。」などど、考えていきます。私にとっては、この時間が最高に楽しい時間です。

 2つ目は、「どんなことでもクラスの子達と照らし合わせて考えよ。」ということです。1つ目とかぶるところはあるのですが、「この教材だったら、○○さんはこんな反応するよな。」「これで、笑いをとれたら楽しいな。」など、クラスの子ども達の顔を思い浮かべながら教材研究をしていきます。私は、これを「子ども理解」としています。子ども理解をするために、何か理論的なことをするのではなく、自分のクラスの子が笑顔になることを考えていく・・・その過程こそが、子ども理解であると考えています。

 この2つがうまく重なった時、「意味のある対話」ができる教材や題材が生まれると考えています。「意味のある対話」には、「教材の奥深さ」と「子ども理解」の2つの要素が必要なのです。

 

 そして、今回お話した内容には、教師の「プライド」も関係してきます。それについては、次回お話したいと思います。

 まだまだ暑さ厳しいです。どうか体調に気をつけられ、夏を満喫してくださいね。それでは。

松森 靖行(まつもり やすゆき)

松森 靖行(まつもり やすゆき)

大阪府寝屋川市立木屋小学校 若手教員研修担当
休日には全国の教員セミナーに講師・受講者として参加、仲間と切磋琢磨しています。2014年度は大阪府の教員となり、若手教員研修を担当。若手の皆さんと一緒に学び直しをしています。

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