■ 街で見かける漢字
アルファベットを使っているスペイン人には、漢字はとても新鮮で不思議な文字に見えるようです。彼らの名前を漢字で書いてあげると、とても喜ばれます。そのためか、最近漢字をデザインや広告の一部に利用しているのを、街でよく見かけるようになりました。
「自然」「野」「春」等の文字を筆で書いたインテリアは洒落たレストランにかかっていますし、電話ボックスの広告にも漢字が使われています。このように言葉の意味を理解して使っていることもあるのですが、全く言葉の意味を考えずに、形のおもしろさだけで使われていることもあります。
以前に、ものすごい美人が胸に「猿」と大きく書かれた真っ赤なTシャツを来て歩いていたときには、思わず吹き出してしまいました。「猿」の象形がかっこよかったのでしょうが、本人に文字の意味を伝えてあげたらどんな顔をしたでしょうね・・・・。)
■ テレビ番組
テレビを見ると日本のアニメ番組が必ず映ります。私が見かけた番組だけでもこれだけあります。
中でもアルプスの少女ハイジは世代を超えてスペイン人に愛されている番組です。ビデオや主題歌も発売されていて、大人も子どももハイジのことを知っています。ちなみにスペイン語では、日本のローマ字読みになりますので「ハイジ」を「ヘイジ」と呼んでしまいます。銭形平次を連想させるこの「ヘイジ」、私にはちょっと違和感があります。
クレヨンしんちゃんも長寿番組です。ヒステリックなママと暴力的な(すぐにげんこつをふるう)パパ、お尻を出す下品なしんちゃんは、教育的によくないといわれ続けているのですが、そのせいかこの番組はとても人気があり有名です。Tシャツなど関連グッズもたくさん販売されています。ある日、名ぜりふ「ぞーさん」をみんなで言いながら、物まねをして盛り上げている若者グループを見かけたときには驚きました。
ハム太郎は放送が始まったばかりですが、すぐに人気が出て関連グッズも登場し出しました。こちらでもハム太郎は「HAMUTARO」ですが、他の「子牛くん」や「マフラーちゃん」などは別の名前になっています。当たり前ですね。
特筆すべきは、スペインでもこうしたアニメ番組を日本語で見ることができることです。2カ国語対応になっている番組が幾つかあり、ステレオテレビがあれば音声をスペイン語と日本語のどちらでも聞くことができるのです。我が家の娘は毎朝放映されるドラえもんを日本語で見ています。
スペインで放映されている日本のアニメ
- アルプスの少女ハイジ
- アタックNO.1
- 母を訪ねて
- 三千里
- セーラー
- ムーン
- おじゃ魔女
- ドレミ
- 遊戯王
- キャプテン翼
- ワンピース
- 名探偵コナン
- ドラゴンボール
- ポケモン
- デジモン
- ドラえもん
- クレヨン
- しんちゃん
- おじゃる丸
- とっとこ
- ハム太郎
■ 日本製品
マドリッド日本人学校 ペンネーム:シエンシア
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