2003.01.28
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あなたの国のオススメお土産品は?

第3回目のお題は「あなたの国のオススメお土産品は?」です。この国なら「コレ!」という定番のお土産から、「あまり知られていないけど個人的に超オススメ」なお土産まで一挙ご紹介。

オーストラリア  メルボルン日本人学校

オーストラリアのお土産について、食べ物と、食べ物以外(その他)について代表的なものを紹介したいと思います。

◆食べ物

ベジマイト
 見た目はチョコレートペーストによく似ています。普通は、パンに塗って食べますが、味は???。美味しいかどうか、人それぞれに感じ方が違います。野菜などを混ぜた発酵食品だそうです。日本の納豆のようなものでしょうか。

ティムタム
 「アーノッツ」というメーカーが販売するお菓子はどれも人気があるのですが、中でもこの「ティムタム」はとても美味しくて人気があります。クッキーをチョコレートでコーティングしたお菓子です。味の種類も5種類以上あって、昨年は期間限定、幻の「白いティムタム」も発売されました。
ワイン
 日本でもオーストラリアのワインは少しずつ人気が出てきていると聞きます。オーストラリアには有名なワインの生産地がたくさんあって、メルボルンにも「ヤラバレー」という人気の場所があります。とくに赤ワインは、オーストラリアの牛肉(オージービーフ)とも相性がよくみんなに親しまれています。
カンガルーのジャーキー
 ビーフジャーキーは、海外のお土産として有名ですが、なんとオーストラリアのおみやげ物屋にはカンガルーの肉を加工した「カンガルージャーキー」が売られています。あるステーキ屋さんでは、カンガルーの肉以外にも、ワニの肉(クロコダイル)や、エミュー(ダチョウのように大きな鳥)のステーキも食べられます。

◆その他

アボリジナルアート
 オーストラリアの先住民である、アボリジニに関するお土産は有名です。点描画で有名なアボリジニの絵画、笛のような楽器のディジュリドゥ、ブーメランなどのアート作品などです。また、いろいろなものにアボリジナルアートがプリントされているお土産も多数見かけます。アボリニジ柄のすごろくや、ブーメラン型のビニル袋入れ、アボリジニプリントのハンカチなどがあります。

オーストラリア動物のぬいぐるみ
 オーストラリアには、ご存じのように有袋類のコアラやカンガルーを中心に珍しい動物が多く生息しています。コアラのぬいぐるみは日本でもよく見かけますが、ウォンバットやタスマニアンデビルなどのぬいぐるみは、日本でもあまり見かけない貴重なものだと思います。
羊製品(羊毛品、シープスキン)
 オーストラリアは「羊の背中に乗った国」と言われるほど、羊の数がとても多い国です。日本でも北海道のジンギスカン料理などで羊の肉を食べますが、オーストラリアでも羊の肉はよく食卓にあがります。また、お土産として羊毛を使った、セーターやマフラー、クッション、シープスキンを利用したラグやスリッパなどが人気です。

イラン  テヘラン日本人学校

イランのおみやげものは、絨毯、ミニアチュール、ガラス製品、彫金など、手工芸品が多いです。
 絨毯の種類は、シルク(高級)、綿、ギャッペ、ギリムなど織る糸の種類によって異なります。また、イラン各地で作られ、その地方によって、ガラが異なります。織るのは主に女性で、写真に出ている絨毯のサイズでは、1年くらいかけてやっと仕上がります。輸出先は40%がドイツ、主に暖炉の前に敷くためです。日本も5%くらいイランから購入するようです。1枚15000円くらいのものから、100万円以上するものまであり、糸の種類、大きさ、糸の細かさなどで値段もいろいろです。
 もう1つ紹介したいのは、ミニアチュールです。細密画といわれるように、お米に絵を描くような細かい仕上がりです。イランの景色、物語、人物を描いています。特に人物の顔の表情の表現はすばらしいです。
  • 絨毯です

    絨毯です

  • これがミニアチュールです

    これがミニアチュールです

  • 細かい部分がよく描かれています

    細かい部分がよく描かれています

フランス

夫の仕事の都合で昨年よりフランスのモンペリエに住んでいます。モンペリエはフランス南端の、地中海に面したラングドック・ルシオン地方にある学術都市。ラングドック・ルシオン地方は、ボルドーやブルゴーニュほどのブランド力はないものの、安くておいしいワインの産地として有名です。
 さて、私のオススメのお土産品は、お湯を注ぐだけで簡単にできるインスタントのクスクスです。クスクスは小麦粉で作ったパスタの一種。見た目は粟みたいです。もともとはアラブ料理だったのですが、今ではすっかりフランスの定番メニュー。羊肉や鶏肉の入ったスープに添え、スープに浸しながら食べるのが一般的ですが、写真のは、中華味つきのもので、そのまま食べます。写真右側の瓶は、一振りで本格的クスクスの味つけができる調味料。
もう一つ、オススメしたいお土産品は、サントン人形。サントンとは小さな聖者という意味。たくさんの種類がありますが、それらはキリスト生誕に関わる登場人物。南仏の家庭では、12月1日から24日まで、一つ一つサントン人形を出して、少しずつキリスト生誕の場面を作り上げていくのだそうです。宗教的なことはともかく、とってもカワイイので気に入っています。

ルーマニア

ルーマニアと言えば、「魔女」を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。私が幼稚園へ通う姪のお土産に選んだものがこの「魔女人形」。この人形、電池を入れると、魔女が音に反応して前進し、目を赤く光らせながら「い~っひっひっひ」と笑うものなのです。これは喜ぶに違いない、と帰国時に持って行ったところ、姪には大泣きされ、妹には「怖がるに決まってるじゃない」と冷たい目でみられてしまいましたが、やっぱりオススメです。
また、ルーマニアだけで製造されているクリームもオススメです。あまり知られていないかもしれませんが美しく若返ると女性に人気で、買ってきて!と頼まれるもののひとつです。

スペイン  マドリッド日本人学校

マドリッドでおみやげといえば、やっぱりワインです。スペインのワインは大変おいしく、赤ワインは生活の一部と言っても言い過ぎではありません。
この国では、家に招待されたらワインを持参するのが礼儀なくらいです。もちろん食事の時には昼夜を問わず欠かせません。ですから、スーパーでもワイン売り場はとっても広くて、たくさんの種類が売られています。最も有名なのはリオハの赤ワインでしょう。でも、それ以外の産地にも、安くておいしいものがたくさんあります。だいたい5ユーロくらいのワインが多いですが、2ユーロ以下のものだってあります。あまりの安さに初めはびっくりしました。

 安くておいしい赤ワインはおすすめNO.1です。

マレーシア(ボルネオ)

マレーシアには民族毎に様々な工芸品がありますが、そのひとつが伝統芸術木彫り細工です。かつては、王室や貴族のために彫られていたそうです。
サラワクの名物は胡椒。こんな風に大きな袋にどっさり入って売っています。もちろん白黒、挽いていないもの、各種揃っています。何にでも胡椒をかけてしまう日本の「コショラー」な方にはぜひおすすめです。

メルボルン日本人学校 野澤 孝志さんより)

(調査 テヘラン日本人学校 1,2年生)


(フランス在住 マリアンヌさんより)

(ルーマニア在住 魔女のほうきさんより)

(マドリッド日本人学校 小林輝明さんより)

(マレーシア在住 ラフレシアさんより)

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