2016.08.25
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滋賀学園で3年間やれば、どこでも通用する!

滋賀学園中学高等学校 校長・学校法人滋賀学園 理事・法人本部事務局 総合企画部長 安居 長敏

今年度1学期、教育実習に来ていた本校卒業生(日本女子体育大学在学中)に、高校時代に学んだことについて尋ねました。

 

東京にいても、TVCMや高校野球関係の報道があったおかげで「滋賀学園って、あの・・・」みたいな感じで、就活など、いろいろなところで学校の話題が出たりするそうです。

高校在学中は陸上競技部に所属し、熱心に練習に打ち込んできた彼女。まもなく行われる9月のインカレで完全燃焼し、競技の世界からは離れるということですが、部活動を通して人間的に大きく成長できたと言います。

何より、目標に向かって一生懸命練習に励む部活動では、その人の「素」の部分が見えるし、そこで学ぶことがたくさんある。また、先生(部活顧問)の「その気にさせる」指導、「考えさせてもらえる」環境のおかげで、自信を持ってやれるようになった。

また、全国の強豪校からも選手が集まってくる中、いわゆる高校時代に徹底的に「管理され」、その体制下で実績を残してきた人は、大学ではすぐにボロが出て、練習を真面目にしないばかりか、違う方向に興味関心がいき、結局、使い物にならない。

それに対し、滋賀学園で3年間やってきた自分は、「自分で考える」指導の下、やらされるのではなく、自分自身でしっかり陸上に向き合ってきたし、どこでも通用する自信が身についているので、大学に入っても使ってもらえるし、成績も伸びていった。

 

いやぁ~、納得ですね。

何から何まで指示され、管理された中で育った者は、結局、自分でやらなければならなくなったとき、何もできなくなる。

・・・ということです。

 

加えて、将来どうしても教員になるつもりなの?と聞いたら、「正直、わからなくなってきました」と、思いがけない返事。

「教育実習に来る前から、漠然とそんな気になっていました。教職課程を取って、教職のことを学べば学ぶほど『型』にはめられている感じがして、自分にはちょっと違うかな・・・と感じているのです。」

まさにそれって、滋賀学園『魂』が宿っている証拠じゃない!!

「みんな一緒に・・・っていう考え方は、基本、自分の陸上競技人生にはなかったです。もちろん、ルールを守るとか、仲間として理解し合うとか、仲良くするとか、部の一員、クラスや学校の生徒として『みんな』を意識することは当然です。でも、だからといって、例えば練習メニューや陸上への向き合い方、考え方など『何もかも一緒』っていうのは、本来おかしいことじゃないですか。」

そのとおり、よくわかっています。

 

最後に、社会人として何が大切だと思う?って尋ねると、「人間性。社交性。人との繋がりだと思います。いろいろな経験を通して、できるだけたくさんの人と交わり、そこで自分を高めていくことだと思います。」

久しぶりに学校に来て、自分の高校時代と比べて ”おとなしい生徒が多くなった” と感じたという彼女。

もっともっと自分のカラーを出し、仲間にぶつけ、いろいろなことを自分で考え、失敗してもいいから、自分で歩む経験を積み重ねていくことの大切さを、この実習中に生徒たちに伝えたい。

・・・と言っていました。

 

ちょうど、体育祭の日が千秋楽となった実習期間。憧れの先輩として、体当たりのドラマをたくさん作ってくれました。

ぜひ、『型』にはまらない先生として、子どもたちを指導してほしいと思います!

安居 長敏(やすい ながとし)

滋賀学園中学高等学校 校長・学校法人滋賀学園 理事・法人本部事務局 総合企画部長
私立高校で20年間教員を務めた後、コミュニティFMを2局設立、同時にパソコンサポート事業を起業。再び学校現場に戻り、21世紀型教育のモデルとなる実践をダイナミックに推進中。

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