2023.08.30
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専科と担任の違い

わたしは今年度初めて「担外(理科専科)」になり、担任の時と比べて感じたことを徒然なるままに。。。

寝屋川市立小学校 山本 優佳里

担任と担外

担任と担外。
どちらも経験して思うこと。
比べるものではないのかもしれないけれど、やっぱり担任の先生方が子どもや保護者に近い分、責任が多い、重いような気がします。
もちろん、担外の先生も学校の根幹となるような大事な仕事を担っていること知っています。

担外をやらせていただける今、自分なりに気をつけていることを書き留めます。
(自分自身が迷ったときに立ち返れるように)

自分から仕事を探して取りに行く

専科はフルで6コマ入っているときはあまりなく、日に1・2時間は空いています。
また放課後は基本保護者対応はなく、通信を作ることもないので、比較的時間があります。
なので自分の仕事以外の事でも積極的に探して担任の先生の負担を軽減する!

朝・給食・帰りは低学年のヘルプに入る

専科になってありがたいことの一つに「職員室でゆっくりお昼が食べられる」ことです。(笑)
「あー授業疲れた」と思って食べてるけど、担任の先生は、今まさに教室で子どもたちとおかわりの増やし減らしやデザートじゃんけんなど、お仕事中なのです。
だから、自分の分をさっと済ませていろんな教室の様子を見てヘルプに入る。
担任の先生の食べる時間を少しでも確保する!

また朝や帰りの支度の準備も然り。
わたしは比較的朝に時間が取れる働き方なので、朝に時間が取れない先生の教室に行き、子どもたち(特に低学年)と一緒にも朝の用意をして、気になったことは担任の先生に報告します。

物理的に仕事をへらす。

これは初任者さんや2,3年目の先生を対象に、「たまってる仕事ない?」と聞き、代わりにやるというものです。
宿題の○付けや作品を後ろに張ったり事務処理など、その先生のこだわりを崩さない範囲でどんどん仕事を取っていきます。

話を聞く・相談に乗るも負担軽減に大切なことですが、個人的には物理的に仕事をへらしてあげるのが一番助かるのではないかと考えています。

用紙は切らさないように!

急いで印刷するときに「あ!紙がない!」となるのはとても絶望です。
みんなで使う備品ですが、自分が補充担当だ!とばかりに用紙の残量を気にしています。

担外の視点から見た学校

そんなことに気をつけて1学期担外として過ごしていると、一日の歩数が一万歩を超える日も(笑)
校内を歩き回って、くたくたになる日もたくさんでした。

楽をしようとすればどこまででも楽をできるポジションですが、担任の経験を活かして少しでも担任の先生(特に若手)の負担を軽減できる動きを心掛けたいです。

山本 優佳里(やまもと ゆかり)

寝屋川市立小学校
小学校教員として約10年間働いてきました。全学年の担任経験があり、学級通信の作成やお楽しみ会の企画が大好きです。私のモットーは「心でつながる」で、教育現場において大人の余裕やゆとりが子どもたちの健やかな成長に繋がると信じています。最近では、職場での効率化に取り組み、21時退勤から17時退勤に変えることができました。これからも、一生懸命子どもたちの成長を支え続けたいと思います。

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