2023.05.22
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つながる!学級通信の作り方!

「学級通信」負担にならず、子どもと保護者とつながる通信の作り方を紹介します!

寝屋川市立小学校 山本 優佳里

学級通信の重要性

5月。
ゴールデンウィークも終わり、ここから夏休みまで実質ノンストップ!(キャー!)
1学期が本格的に始動し、授業に行事に会議にと、することいっぱい。
そんな中で今回は「学級通信」についてのお話です。
「学級通信」は出さなければならないというものではないし(学校によると一律で出さないとしているところもある)、多忙な教員の仕事の中では優先順位が、低く扱われている場合もあると思います。
ですが、特に低学年を担任しているのならば、「絶対に出した方がいい!」と声を大にして伝えたいです。

理由は大きく2点 

  • 学校にいるときの子どもの様子が伝わる
  • 週案を載せておくことで見通しを持てる

説明していきますね。

「学校にいるときの子どもの様子が伝わる」

まず一つ目の
「学校にいるときの子どもの様子が伝わる」についてです。
幼稚園や保育園は今の時代アプリやウェブなどでリアルタイムに子どもたちの様子が見れたり、お迎えにいったとき、直接担当の幼稚園教諭や保育士から今日あった出来事などを聞くことができます。
ところが小学校になると、担任の先生と顔を合わせるのは参観日や懇談会でのみ。
年に5,6回程度。
自分の子がどんなふうに学校生活を送っているのか
「休み時間どんなふうに過ごしているんだろう」
「授業のうけかたも大丈夫かなぁ」と思う保護者の方も多いと思います。
もちろん子どもを通して聞けばいいのですが、上手に状況をお話しするのが難しい子がいるのも低学年の特徴です。
そんなとき、写真付きの学級通信があるとよく学校生活の様子がわかり、また学級通信を見ながら子どもともお話ができ保護者もとても安心するのです。
(作るハードルを下げるために私の通信は写真:文字=6:4くらいです)

「週案を載せておくことで見通しが持てる」

2つめの「週案を載せておくことで見通しが持てる」
について説明していきます。
わたしは通信には必ず週案を載せます。
そこには下校時間や持ち物や〆切なども書きます。
本来は持ち物など子どもたち自身が準備するのですが
低学年のうちは絵具1つをとっても保護者の協力ありきです。
いきなり「明日持ってきて!」と知らされるより、1週間前からアナウンスがある方が親切ですよね。
(これをすると、忘れ物もぐんと減ります。)
また週案を自分に課すことによって、見通しを持って授業計画が立てられます。
自転車操業の毎日からは抜け出して、先手先手をうつように行動でき結果的に仕事を早く効率的にもこなせるようにもなります。
また1学期の初めには学級通信にホッチキスで小さなメモを一緒に綴じ、そこにその子の最近のすてきな行動や頑張っていたところを書いてお家に持って帰ってもらうと子どもも嬉しい、保護者も安心してくれる、そして担任も保護者から信頼される三方よしになるのです!

ただ、これは勤務時間内にはなかなか終わらないのが
ネックですが、時間をかけてでもスムーズな1年間を過ごすためには学級通信を出す意味は大きいのかなと思います。
(結果、費用対効果が高いということですね)

まとめ

通信を出すか悩んでいた人
続かなくて心折れそうな人
ぜひ参考にしてみてくだい

山本 優佳里(やまもと ゆかり)

寝屋川市立小学校
小学校教員として約10年間働いてきました。全学年の担任経験があり、学級通信の作成やお楽しみ会の企画が大好きです。私のモットーは「心でつながる」で、教育現場において大人の余裕やゆとりが子どもたちの健やかな成長に繋がると信じています。最近では、職場での効率化に取り組み、21時退勤から17時退勤に変えることができました。これからも、一生懸命子どもたちの成長を支え続けたいと思います。

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