教員免許更新講習&スクーリング 〜やっぱり即興?〜
1月16日&17日に、9月に引き続き、
東京経営短期大学こども教育学科 専任講師 岸 久美子
平成最後の〇〇
教員免許更新講習
スクーリング
同時開講されていた大学生の音楽のスクーリング、個性的でした…いろんな意味で。受講生はホスト校の大学生ですが、年齢もまちまちで、中には専門学校に通いながら大卒の資格を取る人、自分のペースで5年・10年かけて勉強をしている人など10人弱で行われました。午前中は、更新講習の方に混ざって、グループ討議や合奏に加わりました。午後からは、作詞・作曲をしました。
詩を作ることが得意な学生が中心になって、教室から見える外の景色を詩にしました。ピアノが得意な学生がハーモニーを弾き、そのハーモニーに合わせて歌が得意な学生達がメロディーを作り、他の学生は楽器で参加しました。学生同士もほとんどが初対面で、一見バラバラで我が道を行くタイプの学生達でしたが、1つにまとまる力は素晴らしかったです。中心になっていた学生が、みんなの意見を聞き、柔軟に対応し、各自が満足できるように進めていました。もっとも驚いたのは、iPadでドラムの音を出してリズムを考える学生がいたことです。時代の流れを感じました。
さて終了時間が迫り、全体合わせ。約1時間で、16小節のヴォーカルと合奏伴奏の曲を作りました。ちなみに、ピアノをやっている学生は1名、音符がわからない学生達ばかりでした。でも、曲のようなものができました。短期決戦だったため、一気にまとめたような気がします。
私の担当は、メロディーを音符に起こしてキーボードで弾き、ピアノ担当のコード伴奏に合わせて伴奏もつけることでした。曲作りは、音符から入る楽譜に書きながら行なっている私にとって、今回も新たな発見と学びになりました。
この活動は、保育指針・教育要領『10の姿』の中の『協同性』『豊かな感性と表現』にあてはまると思われます。また小学校学習指導要領では、音楽づくり活動の『即興的に表現すること通して、音楽づくりの様々な発想を得ること』にあたることだと思われ、幼保小の連携・接続の実践例として、私も授業で積極的に取り入れていきたいと思います。
講座のお手伝いのはずが、勉強をさせて頂いた2日間でした。
岸 久美子(きし くみこ)
東京経営短期大学こども教育学科 専任講師
保育者養成校で、音楽と実習関連科目(保育実習・教育実習)を担当しています。保育の現場における音楽活動を通して、幼保一元化、幼保小連携・接続について研究中です。
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