ワークライフバランスとは
文字通り、仕事と生活のバランスをとることです。
仕事に比重がかかりすぎて、自分の生活に支障をきたし、心と体のバランスがとれなくなって、仕事を辞めてしまうということを耳にします。もっとひどい場合は、命の危険に至るという報道も耳にします。
教師の世界でも、せっかく採用試験をくぐり正採用で教師になったのに、やめてしまうという若い先生が増えているようです。
仕事を楽しく続けるために、また、人生を楽しく過ごすために、バランスのとれた毎日にしたいものです。
教師の仕事に終わりはないから。
教師の仕事に終わりはありません。
日々の授業づくり、校務分掌、各種の書類、保護者対応・・・校務分掌以下のことは、ある時とない時がありますが、授業づくりにおいては、子どものノートを見たり、日記のお返事、教材研究やワークシートを作成したり、教材の準備も、しかも、小学校は多くの教科の準備となり、とめどなく仕事が浮き上がってきます。
でも、それが楽しいのですが、時間的にものすごいものです。
持ち帰っての仕事のオンパレード。
私の荷物は、大きなかばんがとノートをたっぷり入れたかご(レジかご)で2つというのが当たり前で、その重さは2泊3日の荷物より重たい。笑
筋トレですね、ほぼ。
若い時に、遊びましょう!
「20代に悔いはない」と私が言うと、大笑いされるのですが、本心です。
仕事も悩みながら、周りの人にききながら、必死にやった20代。足りないことだらけだけど(今もですが)何もかも楽しかった!!
そして休みは、同僚や大学時代の友人と、しっかり遊びました。
飲み会(今もですが)、海外旅行など、休めるときに休みをとり、楽しみました。
20代後半で結婚し、出産しましたが、一生懸命やった仕事も、思いっきり楽しんだ休暇も、経験の貯金となっています。自分のために時間とお金が使える時に、十分に自分のために注ぐことは、心の充足です。仕事もプライベートもどちらも「今楽しめること」を楽しむ!とっても大事です。
忙しいメリットは悩みが濾過されること
家族のことで忙しくなることも多々あります。特に30代40代に入ると、結婚し子どもがいると子育てに、シングルでは、自分の親や兄弟にも頼られて、いずれの立場でも家族のために奔走することになることが多くなります。
私も忙しくて、いらいらすることもありました。(今もですが)
ただ、忙しいメリットは、くよくよする暇がないことです!
本当に悩むべきことを悩み、邁進できます。忙しいことをプラスにとらえましょ!
バランスをとるには、深呼吸
バランスをとるには、深呼吸。
ため息ではなく、深呼吸。息を下に落とすのがため息なら、深呼吸は息を上にあげる。ふぅぅ~➚って。子どもにもやらせます。緊張している前などに。
文字通りの深呼吸もですが、精神的な深呼吸も大事です。
「今、楽しめることを楽しむ」
若い頃は、自分のために時間をいっぱい使ってください。
家族のことで忙しくなったら、楽しめる内容は、家族中心に変わりますが、やっぱり楽しいです。いつまでたっても我が子の成長はうれしいですし、自分の親が健康でにこにこ過ごしていることもうれしいです。ほっとします。
がんばっている自分を褒めて、たまに一人の時間にプチ贅沢。そんな深呼吸もありです。
仕事とプライベートが密接に絡み合うのが人生。
プライベートがしんどいときは、仕事に打ち込んで熱を注ぐというのも、バランスの取り方だと思います。
今年も、楽しめることを楽しんで、ちょっぴり休憩、ちょっぴり寄り道もありで、ぼちぼちがんばりましょうね。

松井 恵子(まつい けいこ)
兵庫県公立小学校勤務
兵庫県授業改善促進のためのDVD授業において算数科の授業を担当。平成27年度兵庫県優秀教職員表彰受賞。算数実践全国発表、視聴覚教材コンクール特選受賞等、情熱で実践を積み上げる、ママさん研究主任です。
同じテーマの執筆者
ご意見・ご要望、お待ちしています!
この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)
この記事に関連するおススメ記事

「教育エッセイ」の最新記事
