12月の声を聞き、ようやく本格復旧工事がスタートしました。 震災からは9ヶ月を迎えました。しらかし台小学校は『見える復興』の段階に入っていきましたが、まだまだ見えないところは被災地に数多くあります。 思えば平成7年の阪神淡路大震災の時、被災地から遠く離れていた私たちは、まさにその逆の立場でいました。私たちの意識が今思っているように、被災地の方を向いていたかどうかは自信がありません。 さて、寒い冬も本格化していきます。被災した人すべてが、安心して暮らせる日が一日も早く来ることを願ってやみません。 震災から日にちがたつと同時に、学校の23年度は残り少なくなってきます。次年度へ向けての諸準備が始まっています。今年の教育活動を評価する学校評価も保護者へのアンケートなどが集まってきています。震災があろうとなかろうと、学校としての教育活動を評価する作業はしなければなりません。果たして今年の教育活動をどう見ていくか、その日その日の対処と年間を見通した計画的な活動とこれまでにない取り組みを振り返ることはとても重要です。工事の槌音と共に進めていかねばならないことです。 しらかし台小学校の2学期の終業式は12月27日です。子どもたちには冬休みが短くなってしまうことはちょっと寂しいことかもしれませんが、長かった2学期を締めくくるため、今先生方も子どもたちもがんばっています。 ベガルタ仙台がJIの今年のシーズンを4位で終えました。ベガルタの活躍は被災地宮城に少なからず希望を与えてくれました。この原稿を書き終え、掲載された後に天皇杯の試合があります。天皇杯の優勝、ACLへの出場とまだまだ私たちに夢と希望を与えてくれています。 つらかったが忘れてはならない「2011年」から復興と希望のある『2012年』になるよう祈りたいですね。 平成23年12月12日 |
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