2011.06.23
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南三陸町立歌津中学校 校長 阿部 友昭 「がれきの中での中総体」

第二回は、宮城県の南三陸町立歌津中学校 校長 阿部 友昭さんの執筆です。

3月11日の東日本大震災による大津波から、今日で100日目です。この地区の中学校では、気仙沼・本吉地区中学校総合体育大会が開催されています。

一昨日、中総体に向けての壮行式が行われました。今年は校庭での壮行式で、全国の皆様からいただいた真新しいユニホームの選手達は、吹奏楽部の『宇宙戦艦ヤマトのテーマ曲』の演奏により入場しました。そして、全校生徒による各部選手へのエールと校歌が響きました。

今大会は、震災(津災)のため開催が危ぶまれましたが、こんな時こそと言う関係者と生徒の熱意で開催することができました。体育館は避難所となり、校庭は仮設住宅が建ち並び、半分になった場所で野球・サッカー・バスケット・バレーの選手が練習をしていました。今回の中総体は時間や場所も限られ、練習もままならずに試合を迎えた生徒たちは、大会への不安も例年以上にあると思います。

しかし、これまでの練習の成果と仲間を信じて全力で大会に臨み、全てのチームが県大会に進めるよう祈っています。

壮行式で全校生徒が、“心一つ”にしようと円陣を組みました。
全国の皆様からもご声援、ご支援、よろしくお願いします。

平成23年6月18日

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