生産者の思いよ届け! 社会科で"食育"の取り組み 新座市立東野小学校
学びの場.com読者のみなさんが「学びの場.com特派員」として、レポートするこのコーナー。今回は埼玉県新座市在住のペンネーム東野花子さんから、久々の投稿です!
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新座市立東野小学校では、独立行政法人日本スポーツ振興会等の委嘱を受けて平成15年・16年度の2年間にわたり、食の研究を実施している。昨年度には、保護者参加による、クッキングコンクールを実施し、カラダにいい手作りおやつ4点が優秀作品に選ばれた。今年は、子どもたちが小麦を栽培し、収穫してできた小麦粉で、郷土料理の手打ちうどんを作る計画もある。こうして子どもたちは“食”に対する関心を高めつつあるようだ。そんな中、地域の農家の方をゲストにお迎えし、社会科の授業を行うというお話をお聞きし、さっそく取材に出かけてみた。 |
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授業を行うのは、3年3組の担任岩木友子先生と34人の児童たち。単元「わたしたちのくらしと市の人々のようす」の中の「農家のしごと」が今日の授業のテーマ。
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さて、子どもたちは、栽培カレンダーを見ながら、人参を出荷するまでにどんな過程があるのかを考える。
「にんじんはどうやってできるのでしょう。2年生でプチトマトを作ったときのことを思い出してみて」と岩木先生。 |
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さて、本授業のメインイベントは、清水さんからのお話。 |
この授業は、全10時間のうちの1時間目。この後、農家見学を行ったり、並行して総合的な学習で「農業体験」を行ったりしながら、農家の人たちの育てる工夫や、収穫から出荷への工夫を知り、生産者や自然への感謝の気持ち、“食材”を大切にする心をはぐくむのが狙いだという。子どもたちの、食卓にのぼる人参への思いもこれから変わることだろう。 しかし、子どもたちの食生活について、責任を負うのは我々大人。子どもたちの意識改革の前に、私たちも、“食”について考え直すべきかも知れない。
(学びの場.com特派員:東野花子) |
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