2024.09.30
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学校向け国際交流体験プログラム

HelloWorld株式会社(沖縄県沖縄市)が提供する、国際交流体験プログラムをご紹介します。「まちなか留学」「まちなかENGLISH QUEST」「WorldClassroom」という3つのサービスを軸に、学校のニーズに合わせてご提供しています。

スポット実施の探究型プログラム

「まちなか留学」「まちなかENGLISH QUEST」

費用面や安全面などのハードルが高い海外留学に代わり、国内で異文化交流体験を提供。2024年8月に実施した、近畿大学附属中学校のプログラムをご紹介します。

「まちなか留学」は、国内に住む外国人の家庭にホームステイを行うことで、これまで海外に行かなければ体験できなかったような国際交流体験を日本にいながら実現するプログラムです。沖縄県内・関東近郊で個人向けサービスとして提供しているほか、各地の自治体・教育委員会・学校と連携し、団体プログラムとしても提供しています。参加する生徒はプログラム設計に応じて1~4名ずつホストファミリーの家庭でのホームステイを体験します。

また、「まちなかENGLISH QUEST」は、外国人とチームを組んでAll Englishでミッションクリアを目指す、探究型フィールドワークです。ゲーム感覚で参加でき、チームワークも養うことができます。

近畿大学附属中学・高校では、中学2年生・3年生・高校生向けに海外での研修旅行や短期留学のプログラムを用意しています。今回は、その下準備とも言える位置付けを目指し、中学1~2年生の希望生徒を募って沖縄県内での「まちなか留学」と「まちなかENGLISH QUEST」を、2024年8月16日〜19日の日程で実施しました。

生徒の感想
  • ホームステイ先で、みんなでボウリングをしたりピザを食べたりしたのが思い出深い。ちょっとした言葉でも意味が変わってしまうため、正確に英語を話すことが難しかったが、無事に最終日まで終えられた。初対面の人と話す力と、英語のボキャブラリーが増えた英語を話すことが楽しいと思えるとともに、英語を話せる方が多くの楽しい人に出会えると気付いた。英語の勉強を頑張りたい
  • ホームステイ先では料理体験をしたほか、観光名所や海に連れて行ってもらった。参加するまでは自分の英語に自信がなかったが、意外とコミュニケーションをとれたため、このホームステイ体験を通じて自信を持つことができた。今までは遠慮しがちだったが、日本語が混じりつつでも意地でも相手に伝えようとするチャレンジができた。これから英語の勉強をもっと頑張りたいと思う。
  • 郷土料理を作ったり、期間中にチェキを撮影し、最後に英語で思い出を書き足しながらフォトアルバムにまとめたりしたのが楽しかった。コミュニケーション力や語彙力をアップさせたいと思えた。
    「まちなかENGLISH QUEST」では、普段使わない単語も使ったが、習った単語も交えながら文章を作れた。今後もっと英語を勉強して流暢に話せるようになりたい。

近畿大学附属中学校 英語教諭の吉野先生にも、ねらいや感想を伺いました。

Q:今回のプログラムを取り入れた意義を教えてください。

中学2年生3年生・高校で控えている海外研修・短期留学につなげる、ステップアップの機会としてまちなか留学を取り入れました。また、国内実施のプログラムということで、気軽に参加しやすいようハードルを下げるねらいもあります。普段の授業では、アウトプットの機会はなかなか取り入れるのが難しいですが、このプログラムでは、教室の外に出て、初めて会う外国人に対して自分の英語が伝わるという成功体験ができるのが魅力的です。

Q:研修型の語学研修と異なり、ホームステイという各家庭でのリアルな生活体験です。ややチャレンジングな内容とも言えますが、学校のねらいとしてはいかがですか。

英語学習は、英語のみならずライフスタイルや文化をしっかり学ぶことが重要だと思います。ホームステイで英語を話す体験をするだけでなく、宗教や考え方、育った環境が違う人の生活に入り込み、その異文化を味わってもらうことが今回の意義です。

もちろん英語を身につけてほしいという思いはありますが、それ以上に大切なものが異文化交流から得られるものの中にはあるとも思います。将来は一層グローバル化が進む社会で、さまざまな人と接する機会が増えることでしょう。多様な人と生きていくための情操教育の一環としても、ステップアップできる機会だと感じました。

Q:海外で実施する研修と比べていかがでしょうか。

今回のプログラムへの参加も、勇気がいることです。それが子供の成長にもつながります。海外よりも安全面の不安が少ない点や、費用面も海外と比べて約半額で実施できる手頃さという点は、保護者にとっても安心感があり、踏み出しやすいと感じています。

一方で、生徒の変化を見ていると、最初はやや大人しかったり、参加生徒が日頃接点の多くない組み合わせだったりして緊張が感じられた様子から、この4日間で仲間意識が生まれたような印象があります。そういった変化を期待できる点は、海外実施のプログラムに劣らない効果があるのではないかと感じました。

世界の教室をつなぐオンライン学習プラットフォーム

「WorldClassroom」

「WorldClassroom」は、学校の授業に取り入れるオンラインシステムで、日本の教室と海外の教室とをつなぎ、生徒同士の国際交流を実現します。

日々のスピーキング練習などのほか、探究的な学びへの活用を目指しており、「地域の魅力・文化・SDGs」等のテーマから生徒が具体的な課題を設定し、調べ学習・プレゼン作成と練習を経て発表機会を設けるというサイクルをサポートします。主に発表のタイミングで海外の生徒と実際に意見を交わすことで、教室にいながらにして国際交流を実現しています。

全国60以上の自治体・教育委員会などと連携しており、これまでに累計55,500人以上に導入しています。そのうち91.6%の生徒から「英語を上手に話したいと思うようになった」という回答を得ており、生徒の主体性や学習意欲の大幅向上を支えてきました。

先生の声
  • 生徒が「あの人ともう一度話したい」と言ってくれた。英語を学ぶ上で一番大切な「話したい」という気持ちを芽生えさせられたのは交流があったからこそ。
  • オンライン国際交流で、積極的に話している姿に教師としても喜びを感じた。おそらく生徒たちにとって、この授業はただの授業ではなく、自分の視野を広げ、世界との距離を縮める機会になっていると思う。

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文・写真:HelloWorld株式会社

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