情報化時代の授業スタイルとは? 柏市立逆井中学校
「2005年度には、全ての小中高等学校等からインターネットにアクセスでき、全ての学級のあらゆる授業においてコンピュータを活用できる環境を整備する」の掛け声のもと、進められている教育の情報化。情報化先進校の、柏市立逆井中学校の授業の様子を取材した。
班に分かれて、それそれ調べてきた内容を、これから発表! 生徒一人一人がパソコンを使って発表する。
GISソフトで、柏市と沼南町の間にある手賀沼の源流を遡る。 自分なりのまちづくりについての考えをワークシートにまとめる
今回の授業を担当した小菅由之先生。逆井中学校の学校Webでは、毎日更新で、手賀沼の写真を撮影しアップロードしている。これらの画像は自由利用マークつき。 |
2005年度を目標に、進められている教育の情報化。環境整備は順調だが、問題はコンピュータを使ってどのような授業を構成するか。調べ学習の時に、インターネットで検索するだけでは物足りない。次々と教材メーカーから教材ソフトが出ても修得に時間がかかるようでは日常の授業には不向きだ。そんな声も聞こえてくる中、千葉県柏市立逆井中学校で、フライトシミュレーションソフトを使った授業をすると聞いて、見学におじゃました。 ●普通の教科で、普通教室で、普通にパソコンを使う 今回見学したのは、3年生の公民の授業。単元は「わたしたちのまちづくり」。
という流れで授業を構成した。
●パソコン教室で一斉授業という時代はもう終わり 逆井中学校で、生徒にアンケートをしたところ、8割の家庭にパソコンがあり、インターネットを使える環境があるという。また、パソコン室に40台のパソコン、普通教室にも各2台ずつのノートパソコンが設置され、プロジェクタなどの機器も揃っている。柏市には、情報化推進委員会があり、学校現場からの要望も上がりやすい。また、情報のセキュリティについては市が一元管理してくれる。情報化の環境はもう充分と言えそうである。 ●ソフトの充実など、まだまだ課題も 情報化先進校の逆井中だが、問題点はまだまだいくつかある。 (取材・構成:学びの場.com)
逆井中学校のホームページ |
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