新刊『本当は大切だけど、誰も教えてくれない 子ども対応 35のこと』

「『教える』と『任せる』には中間の段階がある」「『子どもの実態調査』には、大きな落とし穴がある」「短所に注目すると、短所がより強化される」「『北風』の対応で子どもは変わらない」等、大学でも研修でも教わらない、子どもを深く理解し、導くための知見を紹介する新刊です。
子ども対応に関する「理論」と「方法」を「失敗事例」から学ぶ本
大前先生より
本書は「子ども対応の理論と方法」を解説した書です。「子ども対応」に関して「理論」と「方法」を両方紹介した本はあまりありません。教員研修会でも学ぶことはほとんどありません。
「子ども対応」に関しては、それぞれの教員が自分の信念や経験に沿って各自バラバラに行っているのが教育界の現状です。本書は、子ども対応の理論と方法を余すところなく紹介した、これまでにない教育書となります。
本書では、まず「手痛い失敗例」が出てきます。失敗例の後で「どう対応すればよかったのか?」の理論と方法を示しました。失敗例を知るだけでも「コピペミス」を防ぐことができます。 また、失敗例から自らの教育行為を振り返ることもできます。
若い先生や学生様だけでなく、ベテランの先生方や学校関係者以外の「全ての子供対応を行っている方々(ご家庭や塾、習い事やスポーツチーム、地域の方々など)」にもお役に立てる書となっております。
本書では、例えば、次のような内容を紹介しています。
- 子どもの実態調査の落とし穴と、実態調査の本当のやり方とは?
- 子どもが見えなくなるのはなぜか?どうしたら見えるようになるのか?
- 情熱と愛情をもっていても、子どもが荒れるのはなぜか?
- 「こういう子どもだ」と思うと、本当にその通りになるのはなぜか?
- 「無意識の教育行為」を意識化するためにはどうしたらいいのか?
- 頑張る子どもが少なくなっていく理由はなぜか?
- なぜ教師の教育行為が子どもに響かないのか?効果を発揮しないのか?
- 子ども対応の「即効性」と、「遅効性」とは何か?
- 「マイナスからの0対応」と、「0からのプラス対応」では何が異なるのか?
- 子どもが変わるまでに意識すべき「教師の対応の順序性」とは何か?
上のようなタイトルで、理論と方法を解説しました。内容のごく一部ですが、このような「問い」に理論と方法で答えられるだけの研修を実は教師の多くは受けていません。そのような研修や書籍が存在しないからです。上の全ての「問い」に答えられる教師でありたいと思います。本書では他にも多くの内容を紹介しています。
本シリーズは5作目となりました。3作目と4作目の「授業デザイン」、「授業力向上」では授業の仕方を1から100まで紹介したものとなっています。今回の5作目は「子ども対応」に関して全てを網羅した書籍となっています。 既刊書のシリーズも大変多くの方に手に取っていただきました。是非「本当は大切だけどシリーズ」の第1弾から第5弾まで通して読んでいただきたいと思っております。
「子ども対応の方法を知らないまま教師を続けますか?」
前回の書に引き続き、本書はすべての教師のこう問いかけるものとなっているのです。
目次
第1章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[学級開きと子ども対応]3のこと
第2章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[子ども理解]5のこと
第3章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[子どもへの対応方法]6のこと
第4章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[集団づくりと個別指導]4のこと
第5章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[子どもの自立を促す対応]5のこと
第6章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[子ども対応の方向性]6のこと
第7章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[教師の姿勢]6のこと
新刊『本当は大切だけど、誰も教えてくれない 子ども対応 35のこと』
著者:大前 暁政
発行:明治図書出版
価格: 紙版2,420円(税込) 電子版 2,178円(税込)
仕様:四六判 256頁
文・画像提供:明治図書出版
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