新刊『一人一人違う子どもたちに「伝わる」学級づくりを本気で考える』

指示や発問が通らない、先生の思いが届かない...など、学校の先生であればだれもが感じたことのあるお悩みに、現役の学級担任と特別支援学校教諭がタッグを組んで寄り添います!ポイントは、教室の多様性を理解すること。大切なのは子ども目線の「伝わる」でした。
「伝わらない」と感じたら、まずは「その子」を知ることから!
川上先生・林先生より
「学びの場.com」の読者の皆様、お久しぶりです。「つれづれ日誌」第1期~第4期メンバーの川上康則です。2007年4月から2009年3月まで、主に特別支援教育についての発信をさせていただきました。
この度、現メンバーの林真末先生との共著本『一人一人違う子どもたちに「伝わる」学級作りを本気で考える』を上梓させていただきました。
この本は、通常学級の担任の林先生と、特別支援学校の担任の川上が、お互いの立場を越えて、それぞれの目線で子どもたちの捉え方を出し合った本です。子どもたちの姿は、多様化・複雑化しています。通常学級も同じです。そこで、「もしもクラスにこんな25人が揃ったら?」という視点で、それぞれの見解を述べあっています。
また、25のマインド&スキル、25のアクションと、すべて25にこだわった作りになっています。25という数字は、水泳のプールの長さ。林先生と川上は、お互いに水泳部で、しかも大学の同じ部活の先輩後輩という間柄でもあります。
書籍の中ではしばしば、体育会ならではの上下関係も垣間見えます。「川上くん、そうは言うけどさ~」と林先生から問い詰められてタジタジのところも楽しんでいただきたいと思います。
新年度、皆さんはどんな子どもたちに出会うでしょうか。出会いを少しでも楽しんでいただけるような本になっています。ぜひお手元に置いていただけると嬉しい限りです。(川上)
ブラックな毎日の中、困った時にいつでもどこからでもサクッと読める本です。有田リリコさんの漫画やイラストも効いてます。この本が、どこかでどなたかのお役に立てますように……。(林)
目次
[イントロダクション] ―このふたり,どんなつながりが…?
[巻頭対談] ―ふたりのルーツを辿ってみる
第1章 「伝わる」ためのマインド&スキル25
~「伝わる」ために,時代を超えて大切なことを考えてみた
第2章 「伝わる」ための基礎知識 教室の子ども図鑑
~教室の子どもたちの多様性を俯瞰しよう
第3章 「伝わる」アクション!ケース別Q&A 20+5
~「こんなときどうする?」の“答え”は一つじゃない。
[巻末対談] ―がんばる先生方へのエールに代えて
新刊『一人一人違う子どもたちに「伝わる」学級づくりを本気で考える』
著 :林 真未・川上 康則
発行:明治図書出版(出版社のページ)
定価:2,156円(税込)
仕様:A5判 152頁
文・画像提供:明治図書出版
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