2020.12.22
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新刊『本当は大切だけど、誰も教えてくれない 学級経営 42のこと』

「荒れた学級ほど、『先頭集団』を育てる意識が必要」「人間関係の固定化を回避するポイントは、『弱い絆』」「力のある教師は、『遅効性の肥料』を多用している」等、大学でも研修でも教わらないけれど、真のプロ教師に必須の学級経営に関する42の知見を紹介。

大前先生より

そもそも学級経営が目指すべきゴールとは何なのか?本書は、学級経営が目指すべきゴールを解説した書です。

学級経営を進めていくために、まず学級経営のゴールを知ることから始めなくてはなりません。ところが、学級経営のゴールを解説した本は、皆無に等しいのです。では、学校現場で、誰かが教えてくれるかと言えば、そうではありません。5年経っても、10年経っても、20年経っても、だれも教えてくれません。そもそも、学級経営のゴールに到達している学級が、ほとんどありません。これは一体何故なのでしょうか。

悪しき伝統として、学級担任それぞれが、自分なりのゴールを決め、自分なりのやり方で学級経営をしているのが、普通になっているからです。「学級経営はそれぞれの教師が好きに進めたらいい」、「それぞれの教師によって、学級経営のやり方は違うし、ゴールも違っていていい」などといった風潮が残っているのです。この風潮は、ある意味で、正しい面も含まれています。しかし、この考え方の最大の問題は、教師が責任を負わなくてよい論理になっていることです。学級の数だけ、学級の姿はあるのだから、自由にやっていいよ、という論理が入っているからです。学級経営の最終ゴールに到達できなくても、そもそも意識すらしていなくても、許される雰囲気があることが(それを教師から出していることが)、最大の問題なのです。

◇学級経営には最終的なゴールの姿があります。
まずは、そのゴールをイメージすることから、学級経営はスタートします。ところが、学級経営のゴールが分かっていないと、そこに到達する手立ても浮かびません。手立てが浮かびませんから、行き当たりばったりで学級経営をすることになります。自己流で、思いつきで、適当に学級経営をして、経営した気になっているのです。これでは、よくありません。大切なのは、ゴールを知り、そのゴールに向かう筋道や順番を知り、そして、そのゴールに向かうまでの、具体的な指導法を知ることです。本書では、全部で42の項目を立てて、その全てを網羅して示しています。

学級経営のゴールとは何か。知らないまま教師を続けますか?

本書は、全ての教師に上の問いを尋ねている書籍なのです。4月から、一味違った教師生活を送ろうと考える人には、ちょうどよい時期に発刊できたと思っています。もちろん、「誰も教えてくれない」、「本当に大切なこと」に絞っていますので、少し難しい内容となっています。ただし、新卒教師が読んでも、理解できるよう、具体例を載せながら、具体的に説明をしています。

これを、若手教師時代、中堅教師時代に知っておくのと、知らないのとでは、ずいぶんと違った教師人生になると思います。

目次

第1章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[学級経営のゴール]5のこと
第2章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[子どもの変容]6のこと
第3章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[環境づくり]6のこと
第4章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[学級経営の筋道]6のこと
第5章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[個別指導と集団指導]6のこと
第6章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[学級経営と授業]6のこと
第7章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない[教師のマインドセット]7のこと

新刊『本当は大切だけど、誰も教えてくれない 学級経営 42のこと』

著者:大前 暁政
価格:2,200円(税別)
四六判 256頁

画像提供:明治図書出版

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