新刊『「指導案通りいかない!」からはじめる小学校国語授業』

教材研究もしたし、発問も活動の流れも準備万端。でも、いざ臨んでみると「指導案通りいかない!」...それが授業というもの。国語授業で起こりやすい「想定外」の分析から、全6学年・30単元の展開例まで、予定調和から一歩進んだ授業づくりをはじめるための入門書。
「想定外」から学びは進む!
今村先生より
どうも、今村です。
学びの場.comさんの連載が土台の筋肉となって、この本を完成させることができました。
人生、思い通りいかないことばかりです。
だから、この本を書きました。
授業は、指導案通りいかないことばかりです。
でもだからこそ、よりよいプランを立てようとしますし、より目の前の子供を見つめようとします。よりよい「ずれ」を生み出すことで、よりよい授業を生み出そうとする。
その終わりなき営みが面白い。
この本の掲げたテーマは、人生というものと全く同じ構造を持っていると、私は思います。
そういう自分の問題意識が、たくさん詰まった本ができました。
そのような問題意識を抽象として位置付けた上で、具体としてたくさんの実践事例も載せました。それぞれの事例をハウツー的に読み取るのではなく、具体と抽象を結びながら読み、愉しんでいただければ幸いです。
また、実践事例の合間に挟まれる3つのコラムは、いつもつれづれ日誌で書かせていただいているイメージで執筆しました。
「指導案って誰のためのもの?」、「具体と抽象」そして「VUCAを生きる教師と子供」というタイトルです(自信作!)。ぜひ、ここでしか読めないつれづれ日誌を読みに来ていただければ嬉しいです!
目次
まえがき
第1章「指導案通りいかない!」を乗り越える
第2章「指導案通りいかない!」が起こるポイント地点
授業前
授業中
授業後
第3章 実践 「指導案通りいかない!」からはじめる小学校国語授業
1年
どうぞよろしく
しらせたいな、見せたいな
どうぶつの赤ちゃん
おおきなかぶ
ずうっと、ずっと、大すきだよ
2年
あったらいいな、こんなもの
見たこと、かんじたこと
スイミー
どうぶつ園のじゅうい
お手紙
「どんなことを考えていた? そしてどんなことをした?」
コラム1 指導案って誰のためのもの?
3年
もっと知りたい、友だちのこと
わたしと小鳥とすずと
すがたをかえる大豆
食べ物のひみつを教えます
モチモチの木
4年
あなたなら、どう言う
感動を言葉に
白いぼうし
アップとルーズで伝える
ごんぎつね
コラム2 具体と抽象
5年
「子ども未来科」で何をする
もう一つの物語
やなせたかし―アンパンマンの勇気
想像力のスイッチを入れよう
大造じいさんとガン
6年
聞いて、考えを深めよう
たのしみは
帰り道
『鳥獣戯画』を読む
やまなし
コラム3 VUCAを生きる教師と子供
あとがき
著 :今村 行
発行:明治図書出版
定価:2,046円(税込)
仕様:四六判 208頁
プレゼント情報
- 『「指導案通りいかない!」からはじめる小学校国語授業』を1名様に!
締め切り 2025年03月04日
文・画像提供:明治図書出版
※当記事のすべてのコンテンツ(文・画像等)の無断使用を禁じます。
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