2025.03.31
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新刊『はじめての社会』

新年度、ドキドキの学級開きを済ませると、待ったなしで始まるのが「授業」です。1日に何教科も、そして毎日行われる授業。どうしたら「わかりやすい」「楽しい」授業ができるだろう。そもそも、それぞれの教科で「『何を』教えたらよいのだろう」そう考えて不安になっている先生向けに、授業づくりの基礎・基本をぎゅっとまとめた「はじめて」シリーズを刊行しました。ラインナップは「国語」「社会」「算数」「理科」「図工」「体育」「英語」「道徳」です。
本記事では、宗實 直樹先生の「社会」を紹介します。

「社会科」授業で大切なこと

「社会科ってどうやって授業をつくればよいかわからない」
「教えるのが難しい教科だ」
こんな声が聞かれることの多い教科・社会科。その背景には、“社会科って暗記ばかりしていた記憶しか残っていないけど、教師になって授業で求められていることは、それとは違うようだ…”こんなギャップがあるのかもしれません。

しかし、本章の第1章で集録している「社会の教科特性」を掴めれば、実はとってもシンプルな教科であることがわかります。さらに言えば、学習指導要領が求める「見方・考え方」を働かせ、殊に資質・能力の一つである「思考力、判断力、表現力等」を育成しやすい教科でもあるのです。

そこで本書では、まず「社会科とはどのような教科なのか」をしっかり押さえ、そのうえで、「どのような準備を行って授業を行えばよいか」「子どもが学んだことをどのように見取り評価すればよいか」をわかりやすく解説します。

これだけは知っておきたい授業づくりの基礎・基本が、各項目1~4ページでコンパクトにまとめられていて、気になる内容、必要な項目を選んで読める構成です。

構成

第1章 社会の教科特性・・・・知っておきたい教科の特徴
第2章 社会の授業準備・・・・学習指導案の書き方、教材研究など、授業の前にしておくとよいこと
第3章 社会の授業づくり・・領域などに応じた授業づくりのコツ
第4章 社会の指導技術・・・・発問や板書、ノート指導など教師の技を伝授
第5章 社会の学習評価・・・・3つの観点に基づいた学習状況の見取り方など
第6章 Q&A・・・・・・・・授業内でおきる困り事や家庭学習の出し方など

新刊『はじめての社会』

著 :宗實 直樹
発行:東洋館出版社
定価:2,090円(税込)
仕様:A5判 136頁

文・画像提供:東洋館出版社

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