2016.09.23
「個」に始まり「個」に終わる
子どもたち一人ひとりの多様性をどのように生み出していけば良いのか。まずは、教師の在り方を考えていきたいと思います。
京都教育大学附属桃山小学校 教諭 若松 俊介
子どもたちが「主体的に学ぶ」場をつくるために、 絶えず「個」を大切にしていきたいと考えています。
子どもたち一人ひとりの「今」が表れる場面をつくり、
その「今」をしっかりと受け止める。見取っていく。
一人ひとりの「個」がしっかりと表れるのが許される学級でありたいものです。
子どもたち一人ひとりの「今」が表れる場面をつくり、
その「今」をしっかりと受け止める。見取っていく。
一人ひとりの「個」がしっかりと表れるのが許される学級でありたいものです。
「そんなの当たり前」って思われるかもしれませんね。
でも、「分かる」と「できる」って違います。
大人だって子どもと同じ。
「できているつもり」ってこわい。
どの教科の学習でも構いませんが、全員に
「これくらいはできるようになってほしい」
と思っていたとします。
指導案では、「単元目標」「本時の目標」に当たるでしょうか。
でも、「分かる」と「できる」って違います。
大人だって子どもと同じ。
「できているつもり」ってこわい。
どの教科の学習でも構いませんが、全員に
「これくらいはできるようになってほしい」
と思っていたとします。
指導案では、「単元目標」「本時の目標」に当たるでしょうか。
もちろん全体での目標も大切です。
でも一人ひとりのスタート地点がそもそも違います。
それを考えずにゴール地点だけを意識して子どもを見取って指導していくと、
その授業は子どもにとってしんどい時間になってしまうでしょう。
でも一人ひとりのスタート地点がそもそも違います。
それを考えずにゴール地点だけを意識して子どもを見取って指導していくと、
その授業は子どもにとってしんどい時間になってしまうでしょう。
跳び箱の学習を例にして考えてみます。
全員に7段を跳んでほしいと思っていたとします。
「小学校6年生なら7段だろう」と。
その判断がすでにこわいかもしれません。
だって、子どもの「今」は一人ひとり違いますから。
4段がやっとの子もいれば、
7段なんて余裕の子もいます。
4段跳ぶのが必死な子に大切な指導は、
5段跳べるように支援してあげることですよね。
決して「7段跳べないからダメ」ってことではないし、
強烈なプレッシャーを与えてしまうと余計しんどくなります。
全員に7段を跳んでほしいと思っていたとします。
「小学校6年生なら7段だろう」と。
その判断がすでにこわいかもしれません。
だって、子どもの「今」は一人ひとり違いますから。
4段がやっとの子もいれば、
7段なんて余裕の子もいます。
4段跳ぶのが必死な子に大切な指導は、
5段跳べるように支援してあげることですよね。
決して「7段跳べないからダメ」ってことではないし、
強烈なプレッシャーを与えてしまうと余計しんどくなります。
できることを1つずつ増やしてあげるのがいいのかなと。
手のつき方、ジャンプのタイミング、、
どこが課題なのかを一緒に見つけて、
「どうすれば」を一緒に考え、
少しの成長を一緒に喜べるといいなぁと思います。
これは1つの例ですが、各教科の学習でも同じです。
手のつき方、ジャンプのタイミング、、
どこが課題なのかを一緒に見つけて、
「どうすれば」を一緒に考え、
少しの成長を一緒に喜べるといいなぁと思います。
これは1つの例ですが、各教科の学習でも同じです。
強引にもう一定のゴールに近づける。
または一定のゴールだけで子どもたちを評価する。
・・なんて、子どもからしたらたまったもんじゃないです。
そうなると、「できた風」に自分を見せようと思う子まで出てきます。
または一定のゴールだけで子どもたちを評価する。
・・なんて、子どもからしたらたまったもんじゃないです。
そうなると、「できた風」に自分を見せようと思う子まで出てきます。
では、どうやって子どもの「今」を見取っていけばよいのか。
どのように「個」が表れる場面をつくっていけばよいのか。
どのように「個」が表れる場面をつくっていけばよいのか。
次回は、国語の場面を中心にして、具体的に紹介したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。。
どうぞよろしくお願いいたします。。

若松 俊介(わかまつ しゅんすけ)
京都教育大学附属桃山小学校 教諭
「子どもが生きる」授業を目指して、日々子どもたちと共に学んでいます。子どもたちに教えてもらった大切なことを、読者の皆様と共有していければ幸いです。国語教師竹の会所属。
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