2006.09.05
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学校事務職員の企業研修奮戦記(vol.3)

私は愛知県東海市の中学校の学校事務職員(写真右)である。東京の(株)内田洋行で企業内研修をさせていただいてから、早2週間。今週で、この研修も終わりである。今ではすっかり内田洋行の人間だ。最後の1週間も悔いの残らないよう、全力を出し切りたい。そんなことを胸に秘めつつ、第3週目が始まった。

2006年8月7日(月) さすが、内田洋行

 今週は営業同行がなく、社内での研修となります。今日は午前が品質管理・環境管理・セキュリティ管理について。午後は商品企画ということで、扱っている商品についてのレクチャーです。

 品質管理のあり方や環境に対する配慮など、内田洋行の考え方を拝聴することができ、"安心で安全なものづくり"という精神がとても重要視されているのだと感じましたね~!

 午後は内田洋行が販売を手がけるPC用コンテンツ、理科を始めとする教材教具、学校家具のレクチャーです。

 理科を始めとする教材は約4万点あり、内田洋行の根幹をなすものでもあります。カタログも実践活用例を載せるなど、非常にわかりやすいものでした。

 誰からでも、どこからでも、「子どもたちにどのような効果をあげることができるか」という声を聞くことができる。さすが、内田洋行ですね。学校が抱える永遠の課題、"何を使い、どう授業を行い、どう学力を上げていくか "。それはわれわれ学校事務職員も忘れてはいけません。

コンテンツ紹介カタログ
コンテンツ紹介カタログ
本日のレクチャーのまとめの真っ最中!
本日のレクチャーのまとめの真っ最中!!

2006年8月8日(火)めずらしいもの発見!

 今日は久しぶりの新川オフィス。教育コンテンツ企画部より、内田洋行が販売または関与しているデジタルコンテンツについてのレクチャーを受けました。

 内容としては、学校のIT化を推進するための具体的な方策の進め方や、現状と比較した場合の問題点などが話されました。その根底にあるものは、e-Japan戦略{「すべての国民が情報通信技術(IT)を積極的に活用し、かつその恩恵を最大限に享受できる知識創発型社会の実現に向けて、早急に革命的かつ現実的な対応を行わなければならない」(内閣府ホームページより)という考えの下決定された政府の基本戦略}の一環である、情報リテラシーや"わかる授業"を行うことを目指すためであるということです。

 ITはすっかり社会に浸透したので、次は学校教育に生かそう! ということなのですね。それで学校がより良いものになるならば、僕はどんどん導入すべきだと思います。

 ところで、新川オフィスには茶室があるのです。びっくりですよね! 都会の近代的なオフィスの中に、こんな遊び心を取り入れるなんて、面白い会社です(笑)。

どの部屋にも、書いたものがコピーできる「電子ボード」が設置してあります
どの部屋にも、書いたものがコピーできる
「電子ボード」が設置してあります
内田洋行ならではの空間、茶室です
内田洋行ならではの空間、茶室です

2006年8月9日(水) 今日は一日雨模様かな?

 台風が近づいているようで、潮見オフィスの6階から見る雲脚は結構速い。

 今日は商品企画のレクチャーを受けます。
 メインはICT関連商品のもので、"PC@LL(LL教室をパソコン上で再現)"、"Open School CMS(教職員用グループウェア)"そして"Open School コミュニケーション(ホームページ作成・運用支援ツール)"についての話であった。

 注目すべきはLL教室よりいろいろなことができるというPC@LLだろう。このハードウェアは、LL教室をパソコン上で再現してしまおう! というものです。LL教室のシステムは古くなったが、今のパソコンは音を聞くこと、話すこと、さらに映像を見ることについては得意中の得意。英語学習の手助けとなるならば、こんな優秀な人材(?)を使わない手はない! ということなのです。

 僕は英語は苦手なのですが、これからは二ヶ国語くらい話すことは当たり前の世の中になってくるのでしょうかね。

潮見オフィスの6階から
潮見オフィスの6階から。晴れてたら
いい眺めなんですけどね~
講義中。難しい単語が並びます
講義中。難しい単語が並びます

2006年8月10日(木) 発表のためのまとめをつくらなくては

 研修も今日を含めてあと2日。早いものですな~。

 最後の日に発表するプレゼンについて、「何か聞きたいことがあれば」ということでしたので、図々しくも会社を案内してもらいました。潮見オフィスの10階の社長室から順に回ったのですが、オフィス器具も販売している会社だけあって、どこもきれいで快適そうでしたね。

 学校を相手に商売している以上、学校を知らなくてはいけないということで、現場を知っている僕の話が聞きたいとのこと。この研修で皆さんには大変お世話になっているので、「何か商売の参考になれば」と、できるだけ多くのことを話しました。東海市と自分のいる学校のことを中心に、学校の行事に合わせた場合いつ頃カタログが届き、イベントのDMが届き、具体的な商談がくればいいのか、経験と合わせながら説明しました。もちろん学校によっても違います。最初に誰に話を持っていけばいいのか、それを十分に見極めることが最も重要なのです。僕の話が役に立ったならうれしい限りですね。

7階西フロア
7階西フロアだけでも、こんなに
たくさんの課があるんですね
学校の年間サイクルを説明中です
落書きみたいだけど違いますよ。
学校の年間サイクルを説明中です

2006年8月11日(金) いよいよ研修も最終日です

 最初は長いと思っていたが、最後の日を迎えるとなるとなんと短かったことか! 振り返ってみれば、多くの人に支えられながらの研修であったなぁと、しみじみ感じ入っています。

 午前は発表プレゼンの見直し。午後は文科省へ部長と表敬訪問しに行ってきました。

 帰社後しばらくしてから、部課長会での"企業研修奮戦記"の発表会となりました。何かとお世話になりましたので、何か一つでも恩返しが出来たらいいなと思い、教えていただいたこと、それをベースに自分の学校事務職員としての今後のあり方などを織り交ぜて話をしました。これで、僕の企業内研修は終了です。

 こうして内田洋行という大きな会社で研修できましたが、何が得られたかはなかなか目に見えるわけではありません。しかし、東海市の学校事務職員でなければ、絶対ここに来ることはなかったでしょう。右も左もわからないやつをここまで面倒見ていただき、大変感謝しております。本当に、ありがとうございました。

文部科学省への表敬訪問
文部科学省への表敬訪問
一番お世話になりました佐藤さんです
一番お世話になりました佐藤さんです

2006年8月12日(土)名古屋に帰る日

 長かったホテル住まいも終わりました。来るときはスカスカのトランクが、帰りは資料などで入りきらない! 頭の中のものも含めれば、すごい量になるはずです。大切にしなくては。ホテルを出て東京駅まで歩いていこうとしましたが、思えば、この周辺にもお世話になりましたね。

 かつて、松尾芭蕉が「月日は百代の過客にして、行き交う人も又旅人なり」と詠んだが、行き交う人や景色にこれでお別れかと思うと、感無量です。

 最後に秋葉原にいき名残を惜しんできました。その後、東京駅に向かおうとしたとき落雷の影響で山手線が全線でストップしてしまいました。少し早めに移動して何とか新幹線の発車に間に合いましたが、最後の最後でちょっとヒヤヒヤでしたね。新幹線はダイヤ通り順調に名古屋駅に着きました。ここで乗り換える予定でしたが、こっちはこっちで大雨の影響で中央線がストップ。

 しかたがありません。いき方変更で無事我が家に到着。

 長かったこの"奮戦記"も、今日で終わりです。今回の研修は自分にとって大変貴重な体験であり、いつかお世話になった皆様方にお礼ができるよう、私も学校事務職員としての仕事を頑張っていこうと思いました。

 もし、どこかでお会いできましたら「こんにちは」って声かけてくださいね。では。(完)

JR八丁堀の駅は地下にあるんです!
JR八丁堀の駅は地下にあるんです!
八丁堀から東京駅を望む
八丁堀から東京駅を望む。ココとも
お別れです。さようなら、東京!

坂見省二 プロフィール

 昭和44年度学校事務職員として採用される
 昭和44年度~平成3年度 愛知県大府市と東海市の学校で勤務
 平成4年度 主査となる
 平成4年度~平成14年度 愛知県東海市の学校で勤務
 平成15年度 事務長となる
 平成15年度~愛知県知多市と東海市の学校で勤務

 モットー:仕事は楽しく、そして学校事務は「学びを支援する」
 趣  味:いろいろな道具をみること
 座右の銘:今日できることは今日やれ

ご意見・ご要望、お待ちしています!

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