「教育者のためのコーチング研究会」参加リポート!!
学びの場.comの読者が「特派員」となって教育の現場を取材する「特派員リポート」。第2回目は、西村悦子特派員の第2弾。今話題の「コーチングスキル」の勉強会についてリポートします。
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■コーチングとの出会い
コーチングという言葉をご存知でしょうか。コーチングとは、「目標達成にむけて、相手の自発的な行動を促すコミュニケーションの技術」です。目標達成にむけて、最短の時間で成果が上がるよう継続的にサポートしていく双方向のコミュニケーションです。(教育者のためのコーチング研究会資料より) 私は、足立区江南中学校でPTAの副会長をしていますが、他のお母さんにもコーチングスキルを知ってもらい、子供と向かい合えたらいいだろうなと思ったのがきっかけで、PTAの「家庭教育学級」でコーチングスキルの勉強会をすることにしたのです。 ■足立区江南中PTA「家庭教育学級 -子供の潜在能力を引き出す会話とは-」の取組 PTA役員で講師を招き、「21世紀の社会が望む人間像」の勉強会を行いました。社会は「人手」から「人材」を必要とするようになっている。子供を「人手」ではなく「人材」にするには、自分で考え行動できる子に育てること。まさしく「生きる力」を持った子を育てることだという共通認識をもってこの勉強会はスタートしました。子供のやる気をひきだし、潜在能力をひきだすには、親は何ができるのか?ということをテーマに掲げ、5回にわたり「家庭教育学級 コーチング」に取り組みました。 ■「教育者のためのコーチング研究会」開催 2003年1月25日(土)14:00から中野サンプラザ8F会議室において、「教育者のためのコーチング研究会」が行われ、そこで江南中の取組が報告されました。コーチングを学ばれている方たちの中には、教育関係者も多く、その方たちが集まってこのスキルを教育現場で活かせないかと独自に研究会をつくっています。中学校のPTA組織の中でコーチングが取り入れられたのは、江南中がはじめてだったようで、多くのコーチの方々が協力してくださり、教育の現場に取り入れる一つのモデルとして確立されたようです。 ■生きる力を育む 子供が生まれながらに持っている、「生きる力」を引き出すために、コーチングのコミュニケーションが大いに活用されるといいなと感じるとともに、全国から集まってきた教育関係者の皆さんをみていて、教育に関わる人たちの熱意を大いに感じ頼もしく思いました。 (取材・執筆/学びの場.com読者特派員 西村悦子さん)
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