親子で最先端の科学実験! 日本科学未来館実験工房
お台場の人気スポット、直径6.5mの巨大な地球儀が目印、館長は宇宙飛行士の毛利衛さん、と言えば? そう、日本科学未来館です! 科学技術創造立国を目指し、科学技術への理解を深めるための拠点として2001年7月に開館した日本科学未来館。「科学技術はなにも特別なものではなく、誰にでもひらかれた文化だ」とは毛利館長の言葉。最先端の技術を、見て触れて体験できるオープンなスペースは、いつもたくさんの家族連れや子どもたちで賑わっている。
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4月17日土曜日、この日は午前中に「バイオ初級コース」、午後からは「超伝導コース」と「ロボット運動系コース」の3つのコースが開催された。 「バイオ初級」では、身近な食べ物からDNAを取り出し、遺伝子の役割と生命の不思議さについて考える、というもの。参加は小学校4年生以上ならだれでもOK。実験道具はすべて研究者が実際に使っている道具と同じ物。遠心分離機など、学校の理科室にはないような機械も使用するという。テーマも環境も最先端。どのコースも実に本格的な講座なのだ。 |
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■さあ、実験室にGO!
まずはバイオコース。集まったのは、4年生から6年生の小学生6名と、その父親、母親をあわせた10名。講師を務めるのは八杉泰さん。その他、たくさんのボランティアの人たちもサポートとして参加。
「DANがまさか取れるとは思わなかった」 「DNAは、ふわふわしたほこりみたいだった!」 2時間におよぶ実験で少々疲れ気味の子どもたちではあったが、自分たちで取り出したDNAのサンプルをもらって大喜び。 いっしょに参加した大人たちも 「面白かった」 「次はロボットのコースも参加したい」 と少年の顔をのぞかせていた。 |
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■超伝導コース ある物体が臨界温度以下に下がると、特殊な現象が起こるという。それが超伝導で、特殊な現象とは、「電気抵抗ゼロ」「マイスナ-効果」「磁束の量子化」「ジョセフソン効果」の4つ。そのうちの一つ、「マイスナー効果」とそれに関連した「ピン止め効果」を体験しよう!
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棚には部品がズラリ。まさに工房という感じ |
■ロボット運動系コース 人気のロボットコース。作り方は簡単。小学生でも自分でテキストに沿って組みたてていく。でも、思うように動かすためにはちょっと工夫が必要…。他に感覚系コースもあり、そこではセンサーについても学ぶ。
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■他の科学館ではできないことをやる!
実験工房の運営に企画段階から携わっている秋田博文さん(運営業務室運営サービスグループ)、長神風ニさん(企画開発室展示企画グループ)にお聞きした。 (取材・執筆/高篠栄子) 日本未来科学館の公式サイトはこちら http://www.miraikan.jst.go.jp/index.html |
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