職業体験から自らの生き方を学ぶ 渋谷区立鉢山中学校の総合学習
「生きる力」の育成を目標とし、平成14年から本格スタートした「総合的な学習」。教科という枠にとらわれず、各学校が創意工夫して自由に学習内容を決定できる、という今までにない試みに戸惑う学校はまだまだ多い。 今回取材した渋谷区立鉢山中学校は、平成13・14年度渋谷区教育委員会の研究推進校。「自らの生き方を意欲的に学ぶ生徒の育成」という研究主題を掲げたが、それをどう具現化するかは、かなりの難問だったという。
研究主任の仙北屋正樹先生
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2月15日、鉢山中学校の研究発表会に出席した。鉢山中学の総合学習の目玉は最長4日間という職業体験。看護士、保育士、大工、コンビニエンスストアの店員などさまざまな職種を実際に体験した生徒たちが、それぞれの感想を発表してくれた。 ●2年目で大幅な計画変更~鉢山スタイルを見つけるまで ●約30職種の受入先探し 4日間の職業体験の受入先はどう探したのだろうか。 ●体験から「働く意義」への気づきへ 受入先探しの時に訪ねた渋谷のハローワークで、ある担当者がこう言ったという。 普段何気なく利用しているお店、病院、製品などの影には必ず働いている人がいる。職業体験をした生徒たちはこのことを決して忘れないだろう。彼らが将来、就職先をどう決断し、生きがいを見つけていくのか、今から楽しみである。 (取材・構成:学びの場.com)
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