新聞記者を講師に「情報モラル」の授業 神奈川県立大師高等学校
神奈川県立大師高等学校は、平成10年、県下初の試みとして、普通科高等学校から単位制・総合学科の高等学校に生まれ変わった。以前は、他の高校に入れなかったからという「不本意入学」の生徒や、特に目的意識がない生徒も多かったが、単位制になってから、「福祉の勉強がしたい」など、目的意識を持って、あえて同校を志願する生徒が急増したという。今回は、大師高校の中でも人気が高まっている、情報ビジネス系列の中の選択科目のひとつ、「コンピュータネットワークⅠ」の授業を取材した」(11/20)
コンピュータネットワークの授業には24名の生徒が参加 スポットティーチャーとして体験談を語る新聞記者の小野明男氏 小野氏が書いた記事を例に、情報発信者の心得について語る 聞いた内容をまとめ、ホームページを作成
もう少しで完成! 生徒たちの課題はイントラネットを使って提出。 生徒さんの作品 生徒さんの作品 小笹雄二先生 |
神奈川県立大師高等学校は1983年に、普通科高等学校として設立したが、平成8年に県下初の試みとして、普通科と専門学科につぐ、第3の学科として総合学科を設置し、平成10年より単位制の総合学科体制がスタートした。総合学科の特徴は、必須科目のほかに、将来の職業に役立つ知識や技術を修得できる多数の選択科目が用意されていることである。大師高校では、地域国際、環境科学、スポーツ、生活福祉、情報ビジネスという6つの系列があり、合わせて130の選択科目を設置している。生徒は、これらの科目の中から自由に時間割を組み、74単位以上を取得すれば卒業することができる。 ■プロから直接話を聞くことで、知識が本物になる 取材当日は、スポットティーチャー(ゲストティーチャー)として、神奈川新聞社の記者、小野明男氏が講師として来校。前半の1時間、情報を発信する側としてどういうことに注意をしているか、日々の取材・執筆活動の体験談をもとに語った。 ■課題提出や生徒とのコミュニケーションにも 小笹先生は、校内LANの設置など、学校情報化にも携わってきた。今回の授業でも、課題の提出は、webschoolというグループウェアを使いイントラネット上で行った。その他、事前の資料配布や、生徒からの個別の質問もwebschoolの中のメールや掲示板の機能を利用して行っている。 ■学びたいことがある生徒にとっては最適の環境
大師高等学校のホームページ
(取材・構成:学びの場.com) |
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